【1973年式 日産 フェアレディ 240ZG Vol.1】

 初代S30フェアレディZは1969年11月のデビュー。実質的な先代にあたるフェアレディ2000(SR311)の後継車として開発され、フェアレディのオープンボディに対してクローズドボディを採用。居住性や安全性を向上させた。4輪独立懸架サスペンションによるシャシー性能アップと、エンジンには高性能と信頼性を兼ね備えたL型エンジン搭載モデルをメインに、特に北米を中心に海外でも爆発的なヒットとなった。

 当初国内仕様は2LのL20型直列6気筒SOHCエンジンを搭載したZとZ−Lのラインナップ。PGC10スカイラインGT−Rにも搭載された直列6気筒DOHCのS20型エンジンを搭載したZ432も設定されたが、モデルの中心はL型の2Lだった。それに対し北米向けの輸出仕様では当初からより高出力な2.4LのL24型が設定されていたことから、日本国内でも2.4L仕様を要望する声が高まり、1971年の11月に240Zシリーズとして240Z、240Z−Lをラインナップに追加。さらにその上級モデルとしてここに紹介するフェアレディ240ZGが登場する。

 通称Gノーズと呼ばれるエアロダイナノーズ、リアのエアロスポイラー、同時代のスカイラインGT-Rなど当時市販車で流行したリベット留めのオーバーフェンダーなどの専用パーツが装着されたフェアレディ240ZG。その姿はレーシングイメージを盛り上げた。そして性能面では最高速度210km/hという、当時の日本車の中で最高速度を誇る。


【画像21枚】ゴッティマグワークスホイールの、アルミ製レプリカなど

【2】【3】に続く

1973年式 日産 フェアレディ 240ZG(HS30H)
Specification 諸元
全長 4305mm
全幅 1690mm
全高 1285mm
ホイールベース 2305mm
トレッド前/後 1355/1345mm
最低地上高 160mm
車両重量 1010kg
乗車定員 2名
最高速度 210km/h
登坂能力tanθ 0.467
最小回転半径 4.8m
エンジン型式 L24型
エンジン種類 水冷直列6気筒SOHC
総排気量 2393cc
ボア×ストローク 83×73.7mm
圧縮比 8.8:1
最高出力 150ps/5600rpm
最大トルク 21.0kg-m/4800rpm
変速機 O.D付前進5段・後退1段フルシンクロメッシュ式
変速比 1速 2.906 / 2速 1.902 / 3速 1.308 / 4速 1.000 / 5速 0.864 後退 3.382
最終減速比 3.900
燃料タンク容量 60L
ステアリング形式 ラックアンドピニオン式
サスペンション 前後とも独立懸架ストラット式コイルスプリング
ブレーキ前/後 ディスク式/リーディングトレーリング式
タイヤ 前後とも175HR-14
発売当時価格 150万円