【1968年式 スバル 1000 デラックス Vol.3】

【3】から続く

 オーナーは、スバル360やヤングS Sを乗り継いだ後、クルマ雑誌の個人売買欄でこのクルマを見つけた。カギすらなかった不動車を幼い子ども2人を連れ、家族4人で栃木県まで引き取りに行き、エンジンがかかるようになるまで自分で整備。そこから先のブレーキ修理や板金塗装、インテリアの修復はクルマ屋に依頼している。
 実はこのクルマの他にも、自宅ガレージと貸し倉庫の2カ所に分けて旧車を所有しており、コレクションはスバルとシトロエンを中心に13台になる。

「私にとってスバル1000は、複数ある中の特別なクルマの1台です。家族と一緒に出かけることが多かったクルマなので、妻や子どももスバル1000だけは手放さないでほしいと言っています。購入した時からブレーキのオイル漏れやブレーキロックなど、ブレーキ系の不具合に苦労していますが、これからも大切に維持していきたいと思います」。
 50年が経過した今も素晴らしいコンディションを保ち、快調に走るスバル1000。これから先も子どもたちが乗り続けて、次の世代まで大切に引き継がれていくことだろう。


>>【画像20枚】シャープなフロントグリルとシンプルにまとめられたヘッドライトなど



OWNERS VOICE/2つの空間に10台以上の旧車をコレクション

 オーナーは東京近郊の2カ所に13台をコレクションしている。スバル車はサンバー、レックス、インプレッサ。シトロエンはID19、GSクラブ、BX16バルブ。そのほか、モーガン4/4、156ツインスパーク、ホンダ ビートなども所有。それもきちんと整備し、屋内保管しているのでコンディションがいい。スバル1000は、予備としてエンジン2基を保管する。

> 細かなパーツ類や前後バンパーは、状態のいい純正パーツに交換。

>スバル1000には車高調整機構が備わっている。前輪はフロントバンパー下のトーションバースプリングの支持部の隣にカムがあり、専用工具で回すとトーションバーの取り付け角度が変わって車高が変化する。

>ワンオフした車高調整専用工具。

【1】【2】から続く


1968年式 スバル 1000 デラックス(A12)
SPECIFICATIONS 諸元
全長 3930mm
全幅 1480mm
全高 1390mm
ホイールベース 2420mm
トレッド前/後 1225 / 1210mm
最低地上高 180mm
車両重量 685kg
乗車定員 5名
最高速度 135km / h
登坂能力sinθ 0.355
最小回転半径 4.8m
エンジン型式 EA52型
エンジン種類 水冷水平対向4気筒OHV
総排気量 977cc
圧縮比 9.0:1
最高出力 55ps / 6000rpm
最大トルク 7.8kg-m / 3200rpm
変速機 前進4段 / 後退 1段 フルシンクロ
変速比 1速 3.540 / 2速 2.235 / 3速 1.524 / 4速 1.038 / 後退 4.100
最終減速比 4.375
燃料タンク容量 36L
ステアリング型式 ラック&ピニオン
サスペンション 前/後ウイッシュボーン式独立懸架 / トレーリングアーム式独立懸架
ブレーキ前/後 デュオ・サーボ(自動調整式) / リーディング・トレーリング(自動調整式)
タイヤ前後とも 6.15-13 4PR(扁平タイヤ)
発売当時価格 49.8万円