日本製オートバイが世界一の座につくまで、その位置には、英国車がいた。
英国車に追いつき、追い越せ、それが日本製オートバイの進化への合言葉。
その英国車のトップにいたのがトライアンフだ。
ボンネビルは、最高峰モデルのネーミングである。

【1962年式 トライアンフ T120R ボンネビル Vol.2】

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 中でも対米輸出の主力となったのが、1937年発表の500ccモデル「スピードツイン」をルーツとする2気筒モデルだ。空冷単気筒エンジンが一般的だった時代に、単気筒モデルより軽く、速く、ほぼ同価格で故障知らず、という評価を得たスピードツインは、以後50年間以上も、トライアンフ製2気筒モデルのベースとなったほどの歴史的名車だ。

 スピードツインは、さらなる性能アップを目指し、戦後にT100へ、そして650ccの6Tへ進化。6Tもさらに進化を重ね、TR6、T110、120へと進化した。ちなみに車名の数字は最高速度をマイル表示したもので、T120は200km/hに迫る最高速度をアピールしていたことになる。


>>【画像11枚】のちに日本車のキャブトンがコピーし「キャブトン型」とも呼ばれることになった、ピーシューター(=豆鉄砲)と呼ばれる特徴的なマフラー形状など


【3】に続く


1962年式 トライアンフ T120R ボンネビル
CPECIFICATION 諸元
全長×全幅×全高(mm) 2180×750×1050
ホイールベース(mm) 1375         
エンジン型式 空冷4ストローク
並列2気筒OHV4バルブ
排気量(cc) 649
ボア×ストローク(mm) 71×82
圧縮比 8.5
最高出力(ps/rpm) 46/6500
最大トルク(kg-m/rpm) −/−
燃料供給装置 アマル・ツインキャブレター
クラッチ形式 湿式多板
ミッション 4速
フロントサスペンション テレスコピック
リアサスペンション ツインショック
ブレーキ前/後 ドラム/ドラム
タイヤ前/後 3.25-18/4.00-18
燃料タンク容量(L) 18
車両重量(kg) 178
発売当時価格 不明

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