にらみをきかせる薄型ヘッドライトに、ラジエーターグリルレスの特徴的な意匠。通称鉄仮面。DR30は、スカイライン史上もっとも個性的なマスクが与えられたモデルだ。好き、嫌いにかかわらず、その顔は1度見るとまぶたに焼きつく。関西在住のオーナーは、そんなキャラの立つDR30を、独創のアプローチで一段と希少な存在に仕立てる。ターボレス、4スロ、そしてハイブリッドサス。ファミリーユースという愛し方も彼なればこそ。

【1984年式 日産 スカイライン HT 2000 ターボ インタークーラー RS-X Vol.4】

【3】から続く

もう1つ、オーナーがこのクルマでチャレンジしたのが、オリジナルで製作した油圧シリンダーを搭載するハイブリッドタイプの車高調だ。

「車齢を重ねているからといって、自分はこのクルマを甘やかしません。現行モデルのように普通に使います。買い物にも出かけるし、サーキットにも行く。家族旅行にも使います。ハイブリッドサスは、そんな自分が挑戦したかったカスタムメニューの1つです。そして狙い通り、すべての行動を快適にしてくれました。頑張った甲斐ありです」と楽しそうに語ってくれた。

>>【画像32枚】ホイールはワークのマイスターCR-01。エアロはフロントリップのみ。オリジナルを基調にローダウンのみで勝負する。前後ともに5度と絶妙なセッティングのキャンバー角など


OWNERS VOICE  

 地上低く構えた闘争心みなぎるフォルム、刺激的に調律されたNAのメカニカルサウンド。一見スパルタン、でも中身はけっこう家族思いのオーナーチューンのDR30。2人の息子たちも、お父さんのこのクルマが大好きらしい。「エアコンが付いていればもっと好き」と息子・弟。息子・兄は、オーナーに劣らぬ大のクルマ好き。将来はお父さんの仕事場(ペイントショップ)で、働くことが夢らしい。


1984年式 日産 スカイライン HT 2000 ターボ インタークーラー RS-X(DR30)
SPECIFICATION 諸元
●エクステリア:純正レッドオールペイント(やや濃い目)、前後フェンダーたたき出し(約2cm)、
 FRPフロントスポイラー/ボンネット
●エンジン:FJ20DET型改2.1LNA仕様(2018cc:ボアφ91mm×ストローク80mm、圧縮比11.5:1)、
 亀有製鍛造φ91mmハイコンプピストン(重量合わせ)、ライジング製H断面コンロッド、クランクシャフトバランス取り、
 HKS製ハイカム(IN288度、EX272度)、軽量ビッグバルブ(INφ35.5mm、EXφ30.5mm)、
 他車用強化バルブスプリング加工流用、オイルパン加工
●点火系:SR20型用ダイレクトイグニション
●吸気系:φ50mm4連スロットル
●制御系:アペックス製S15用パワーFC
●排気系:4-2-1ステンレスタコ足、オールステンレスマフラー(ターボ用)
●駆動系:R32用シングル強化クラッチ、R200LSD(シム増し、ファイナル4.3)
●足回り:S13用アペックス製車高調改油圧シリンダー付きハイブリッド(前後10kg/mm)、
 S13用ナックル改、リアメンバー加工、スタビ取り付け位置変更
●ブレーキ:S15用4ポットキャリパー
●タイヤ:ブリヂストン・ポテンザRE71 (F)205/50R16 (R)225/45R16
●ホイール:ワーク・マイスターCR-01(F)16×8.5J ±0 (R)16×9.5J +1
●内装:スタック製メーター、ブリッド製シート、サベルト製ハーネス、クスコ製8点式ロールケージ

初出:ノスタルジック スピード 2018年2月号 vol.015
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1984年式 日産 スカイライン HT 2000 ターボ インタークーラー RS-X(全4記事)

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