日本でも数多くの魅力的なボーイズレーサーが誕生したハチマル時代。
本場ヨーロッパでは、キラ星のごときホットハッチが続々と生み出された。
その中でも、最も異彩を放っていたモデルの1つを紹介しよう。

【1990年式 ルノー サンク GT ターボ Vol.2】

【1】から続く

 マルチェロ・ガンディーニがデザインを担当したシュペールサンク。

 そのデビュー翌年となる1985年には、初代に設定された5アルピーヌ/アルピーヌ・ターボの系譜を受け継ぐ高性能バージョン「GTターボ」が追加される。パワーユニットは、1397ccの直列4気筒OHVエンジンにターボチャージャーを装着。先代の5アルピーヌ・ターボから5ps増となる115psを発揮した。

 また、これも先代と同じく3ドアのみとされたボディは、大型のバンパースポイラーやオーバーフェンダーで武装。インテリアもステアリングやシートが、スポーティかつゴージャスなものに置き換えられた。

 ハチマル時代のホットハッチブームの代表格となったシュペールサンクGTターボは、欧州のみならず日本でも大ヒットを博すことに。そして1987年にはマイナーチェンジが施され、パワーは120psにアップ。グリルなどにもフェイスリフトが施された。

>>【画像18枚】ガンディーニのデザインの美しい面構成のボディなど


>> 220km/hまで刻まれたスピードメーター。ハチマル高性能車のシンボル、ブースト計などで構成される計器盤。

>> 角ばった形状の革巻きシフトノブまで、デザインが行き届いている。

>> シートは、現代のフランス車にも望めないソフトな座り心地だが、ホールド性は良好。


【3】に続く

1990年式 ルノー サンク GT ターボ(E-C405)
SPECIFICATION 諸元
●全長×全幅×全高(mm) 3600×1600×1360
●ホイールベース(mm) 2405
●トレッド(mm) 1350/1320(前/後)
●車両重量(kg) 850
●エンジン種類 水冷直列4気筒OHVターボ
●総排気量(cc) 1389
●ボア×ストローク(mm) 75.8×77.0
●最高出力(ps/rpm) 120/5750
●最大トルク(kg-m/rpm) 16.8/3750
●燃料容量(L) 50
●変速機 5速MT
●ステアリング形式 ラック&ピニオン
●サスペンション前 マクファーソンストラット
●サスペンション後 トレーリングアーム
●ブレーキ形式 ディスク/ドラム(前/後)
●タイヤサイズ 195/55R13(前後とも)