「Preserved Condition 奇跡の1台」 「奇跡の1台」のコーナーでは、完全フルノーマルなのはもちろん、新車当時のコンディションを維持しているクルマを紹介していく。
記念すべき第1回は、不動の人気を誇るS30フェアレディZ。新車時からのワンオーナー車で、実走行7900kmという1台。
しかも、ゴム類やステッカーなどもヤレていない、まさに奇跡の1台だ
【1975年式 日産 フェアレディ Z-L Vol.1】  日産が誇るスポーツカーのS30フェアレディZが発表されたのは、1969年11月。華麗なクーペボディの豪華で本格的なスポーツカーとして開発され、発売当初は、スタンダードのフェアレディZ(S30S)、Z‐L(S30)、そしてZ432(PS30)の3車種をラインナップしていた。

 搭載するエンジンは、S30SとS30は2L直列6気筒SOHCのL20型。PS30には、スカイラインGT‐Rに搭載されたレーシングユニットの血を引く2L直列6気筒DOHCのS20型を搭載。レースやラリーでの活躍もあって、日本を代表するスポーツカーとして世界中から人気を集めた。その結果、1969年の発売からフルモデルチェンジによってS130フェアレディZがデビューする1978年までの9年間に、世界中で約52万台を販売した。

 今回紹介するのは、まさに奇跡としかいえない新車当時のコンディションを維持している1975年式フェアレディZ‐L。おそらく、52万台販売されたS30Zの中でも、これ以上の個体は存在しないと思われるくらいだ。


>>【画像40枚】取材当時、新車からの走行距離7893kmというオドメーター。デザインに変更はないが、速度警報装置の警報開始速度が約100km/hに下げられたスピードメーターなど



【2】に続く

1975年式 日産 フェアレディ Z-L(S30)
SPECIFICATIONS 諸元
全長 4115mm
全幅 1630mm
全高 1295mm
ホイールベース 2305mm
トレッド前/後 1355 / 1345mm
最低地上高 150mm
室内長 820mm
室内幅 1390mm
室内高 1075mm
車両重量 1085kg
乗車定員 2名
最高速度 190km / h
登坂能力 sinθ0.46
最小回転 半径4.8m
エンジン型式 L20型
エンジン種類 水冷直列6気筒SOHC
総排気量 1998cc
ボア×ストローク 78×69.7mm
圧縮比 8.6:1
最高出力 125ps / 6000rpm
最大トルク 17.0kg-m / 4400rpm
トランスミッション型式 O.D付前進5段後退 1段、ポルシェタイプ・サーボシンクロ式
変速比1速 3.321 / 2速 2.077 / 3速 1.308 / 4速 1.000 / 5速 0.864 / 後退 3.382
最終減速比 3.900
燃料タンク容量 65L
ステアリング形式 ラック&ピニオン
サスペンション 前後とも独立懸架ストラット式
ブレーキ 前/後ディスク / リーディングトレーリング
タイヤ 前後とも6.45H14-4PR
発売当時価格 131.6万円