大ヒットした230系から信頼性の高いメカニズムを受け継ぎ、ファッション感覚も研ぎすまし、
今も人気の高い330系セドリック/グロリア。デビューから40年以上を経ているが、珠玉の1台が発見された。
新車時の雰囲気をそのままに、驚異の美しさと極上のメカニズムのグロリアを紹介しよう。
【1978年式 日産 グロリア 4ドア ハードトップ Fタイプ 2000 SGL-E Vol.3】

【2】から続く

 取材車は、1978年10月に登場する最終型、332の直前に生産された331だ。新たな排ガス対策を施してクリーン化を進めるとともにドライバビリティーも向上させている。この2000SGL‐Eが積むL20E型エンジンは130ps/17.0kg‐mのスペックだ。3速AT車との組み合わせでも軽快な走りを披露する。



>>【画像27枚】最上級オーナーカーだが、当時は5速MTが設定されていた。このクラスでATが主役になるのは80年代になってから。シートには保護用のカバーがかぶせられている。ドアトリムもオシャレな色合いとなるFタイプなど


 このグロリアに驚かされたのは、走行距離が驚くほど少ないことだ。撮影時は1365kmを指していた。アップル宇都宮新4号店の平石典雅さんは、「信じられないほど走行距離が少なかったし、程度も極上だったので仕入れました。書類や貼ってあるステッカーなどから推測すると、愛知県のクルマのようです。見ての通りコンディションがよく、2Lシリーズの最上級グレードだから装備も充実しています。最終型なのでメカニズムの信頼性も高いから、購入後も長く乗れるでしょう」

 誕生から40年を経た今でも輝きを放つ、よき時代のグロリア。開発陣の情熱が伝わってくる珠玉の作品だ。

【1】【2】から続く


1978年式 日産 グロリア 4ドア ハードトップ Fタイプ 2000 SGL-E(C-331)
SPECIFICATIONS 諸元
全長 4690mm
全幅 1690mm
全高 1430mm
ホイールベース 2690mm
トレッド前/後 1385 / 1380mm
最低地上高 185mm
室内長 1840mm
室内幅 1420mm
室内高 1130mm
車両重量 1455kg
乗車定員 5名
登坂能力 tanθ0.40
最小回転半径 5.5m
エンジン型式 L20E型
エンジン種類 水冷直列6気筒SOHC
総排気量 1998cc
ボア×ストローク 78×69.7mm
圧縮比 8:1
最高出力 130ps / 6000rpm
最大トルク 17.0kg-m / 4400rpm
トランスミッション 前進5段後退 1段
変速比 1速 3.321 / 2速 2.077 / 3速 1.308 / 4速 1.000 / 5速 0.864 / 後退 3.382
最終減速比 4.625
燃料タンク容量 67L
ステアリング形式 リサーキュレーティング式ボール型
サスペンション 前/後独立懸架ダブルウイッシュボーン・ボールジョイント式 / リジットアクスル
ブレーキ 前/後ディスク / リーディングトレーリング
タイヤ 前後とも6.95-14-4PR
発売当時価格 204.4万円