隊列を組んだ何十台ものパトカー、猛スピードの追跡、響くスキール音、華麗に宙を舞った後のド派手なクラッシュ、そして爆発、炎上……。
今では考えられないCGなしのアクションはいまだに色褪せない。刑事ドラマ黄金時代のドラマをベース車両とともに紹介する。

3台編成となったマシンRSシリーズでは、それぞれに役割が与えられていた。RS‐1は、犯人を追跡して攻撃をするフォーメーションの指令車で、急加速装置「アフターバーナー」のほか2連バルカン砲などを装備。RS‐2は情報収集を目的としており、敵味方識別装置や特殊無線機を搭載。リアからAピラーにかけて張られた長いアンテナは、そのためのものだ。また、トランクには無煙閃光弾や催涙ガス弾などを発射する4連装特殊弾発射装置も装備されていた。そしてマシンRSの進化版と言えるRS‐3は、情報分析の役割を持ち、ビデオカメラなどを装備。このように、各車がそれぞれの任務を全うすることで、凶悪犯を次々と検挙。今でもファンの憧れになっているのだ。

【 RS-1|DR30JFTスカイライン2000ターボRS】

 マシンRSシリーズのなかの花形といえば、やはりRS‐1だろう。ルーフ上の大きなパトライトや二連バルカン砲、マフラーから火を噴くアフターバーナーなどなど、シリーズのなかでもっともハデな装備を採用し、テレビの前の多くのファンをとりこにしてきた。

 オーナーは、そんなRS‐1を再現。もともと西部警察のファンだったオーナーは小学生の頃から手に入れることを夢見ており、念願かなって2年半ほど前にこの個体を入手。そして、マシンRSシリーズでもっともインパクトのあるRS‐1のレプリカを製作することになった。


>>【画像11枚】RS-1/2にはフェンダートリムが装着されており、忠実に再現。「1」のステッカーが貼られるフロントフェンダーなど


 ただし、もとは後期のターボCだったため、フロントマスクやテールランプなど、エクステリアのフル前期化からスタート。そのうえで、エアロクラフトタイプのフロントスポイラーやジェネシスのフェンダースポイラー、ADスリーのリアバイザーやワンオフで製作したエアアウトレットなどを装着している。なお、室内は基本的にオリジナルだが、ナルディ・クラシックのステアリングやレカロのシートで自分好みに仕上げている。そして完成したクルマは、毎日の足として活躍し、全国各地のイベントに行った結果、2年半で約7万kmを走破。現在の走行距離は17万km目前だが、これまで機関系に大きなトラブルはなく、オルタネーターを一度交換した程度だという。

 今後は、すでに所持している前期マッドガードと当時モノのフロントスポイラーを装着し、リアアンダースポイラーをワンオフで製作。さらに、パトライトも作ろうと考えているようだ。現時点でのクオリティーも非常に高いが、さらなる進化を期待したい。


OWNERS VOICE

 大門圭介ばりにレミントンショットガン(もちろんオモチャ)を構えるオーナー。コワモテだがクルマを愛する心は人一倍で、理解のある家族とRS-1を楽しんでいるようだ。ちなみに、維持する秘訣は「毎日乗ること!」という信念を持つ。