旧車といえば、誰もがかっこいいと感じる普遍的なデザインが魅力。しかし、現代の基準に照らせば、あまり快適ではないのは確かで、ネガティブな要素もないわけではない。だが、今回紹介するスターロードが作り上げたケンメリは、そんな苦労とは一切無縁。最新のパーツと独自のノウハウを駆使して、モダンなコンフォートドライブを可能とした1台になっている。

【1977年式 スカイライン HT 2000 GT-X Vol.1】

 ハコスカの後を継ぐ四代目スカイラインとしてデビューしたケンメリは、今なお色あせない独特のフォルムで人々を魅了し続けている。中でも旧車好きから熱い視線を送られているのが、6気筒エンジン搭載の2ドアハードトップモデル。希少価値が極めて高いS20型搭載のGT‐Rはもちろん、L20型エンジンを搭載したスポーツグレードのGT‐Xも高い人気を得ているのは、周知のことだろう。

 九州在住のオーナーも、そんなケンメリの魅力にハマった旧車好きのひとり。以前にヨンメリやハコスカも所有していたことがあるそうだが、ある時から2ドアのケンメリが欲しくなって、ベースを探す毎日を送っていたという。

>>【画像30枚】排気量を3Lにアップし、ポート拡大や腰下の各部バランス取りなど、さまざまな加工と調整、強化部品の投入などにより出力を高められたL28型改エンジンなど


>> 前後ともにオーバーフェンダーを装着してGT-Rルックへと変身。

>> ホイールはもちろんGLOWSTAR。ブロンズアルマイトリムとブラックカットディスクの組み合わせで、派手すぎもせず地味すぎもしない、確固たる存在感を見せつける。


>> サイズセッティングはフロントが15×9.0J -15、リアが15×10.0J -53。リアはディープリム仕様のOディスクを採用し、力強いワイドトレッドを実現。


【2】に続く


1977年式 スカイライン HT 2000 GT-X(KGC110)
SPECIFICATIONS 諸元
■エクステリア:フルレストア、GT-R仕様
■エンジン: L28型改3.0L仕様
【ヘッド】燃焼室加工(含容積合わせ)、カッター跡修正・形状修正、ヘアライン仕上げ、ポート拡大加工(オリジナル形状INヘアライン仕上げ/EX半鏡面仕上げ)、水圧テスト、上面修正/下面面研、77.5度カムシャフト(リフト9.3mm)、INφ45/EXφ36.5mm-118mmビッグバルブ、ABB/PBBバルブガイド、SPL形状シートカット(カムシャフトセンター基準にて)、ハイリフト対応ハイレートバルブスプリング、オフセットリテーナー(特殊鋼)、強化バルブコッター(タフトライド処理)、クロモリロッカーガイド
【ブロック】φ89mm鍛造ピストン(PH29mm:重量バランス取り(0.5g以内)、L=140mmI型断面コンロッド(重量バランス取り0.5g以内)、L28型クランク/1本キー加工/曲がり修正/ダイナミックバランス/ジャーナル&ピンラッピング、ブロック上下修正面研、ダミークランク&ダミーヘッドボーリング、ARP製強化クランクキャップボルト、シリンダーパルホスM処理、ニスモ製レース用メタル、強化オイルポンプ、強化クランクプーリーボルト、水穴プラグキャップ(全部入れ替え)
■吸気系:ソレックス44PHH×3
■排気系:STARROAD製φ48mmフル等長タコ足/ローダウンマフラー
■点火系:マロリー製デスビ
■冷却系:STARROAD製3層オールアルミラジエーター、セトラブ製25段オイルクーラー(φ12mm)
■電気系:STARROAD製ブラックオルタネーター
■駆動系:ORC製シングルクラッチキット、FS5W71Cミッション(ニスモ製セミクイックシフト)、R200デフ(フルOH、ニスモLSD)
■サスペンション:STARROAD製(F)フルタップ車高調30段 (R)フルタップ30段ショートショック/フリーアジャストメントアーム
■ブレーキ:(F)STARROAD製鍛造4ポットキャリパーキット
■インテリア: STARROAD製クーラーキット、BRIDE製GIAS2(CFRP)×2、日本精機Defi ADVANCE A1φ80mm タコメーター(外周リング製作)/φ60mm油温/油圧/水温計、Autometer製燃圧/燃料/電圧計、MOMO製JETステアリング
■タイヤ:ヨコハマ アドバンタイプD (F)205/50R15 (R)225/50R15
■ホイール:GLOWSTAR(ブラックカットディスク/ブロンズアルマイトリム (F)15×9J -15(Aディスク) (R)15×10J -53(Oディスク)