これまで本誌ではDR30スカイラインやセドリック&グロリア、GX71マークⅡなど
ハチマル世代を代表するクルマたちを幾度となく取り上げ特集してきた。
だが、ハチロクに関しては絶大な人気を集めているにもかかわらず、深く踏み込んでいない。
そんな本誌が満を持して大特集。総力をあげてハチロクのすべてをお届けする。
【 1986年式 カローラ レビン 3ドア 1600 GTV Vol.2】 【1】から続く

 クルマ好きをとりこにしていたハチロクの中で、GTVは玄人ウケするグレードとしていまだに支持率が高い。ただし、この個体のオーナー、オーナーは少し事情が違う。「当初は3ドアのGTアペックスが希望だったんです」と話すオーナーが、この個体を手にした経緯はこうだ。このGTVは約14年前に中古で購入したもので、インターネットオークションで見つけた。「当時はハチロクの出品数が百数十台もあって、走行距離が1万km台の個体もあるほど選択肢は多かったんです。1年間いろいろな物件を見て歩いて、なかには『逃した魚は大きかったな』と思う個体もありましたけど……たくさん見たことがこのクルマ選びに役立ちました。そのなかで納得できるコンディションの個体が見つかり、それがこのGTVだったんです」と語る。

>>【画像17枚】GTVとGTアペックスのメーターに違いは多い。照度コントロール機能の有無に加え、半ドア/ライト消し忘れ/テール&ストップランプ断線のウォーニングがGTVには付かないメーター



>> ガレージ保管のうえに、駐車時は短時間でもサンシェードを使うなど気をつかっているだけあり、インテリアの状態はすこぶる良い。ほぼオリジナルのインパネは希少だ。レザーステアリングはスポーツパッケージのセットオプション。GTVにはパワステとチルト機構が付かない。


>> メーターフードの右はヘッドライトダイヤル式スイッチが付く。


>> メーターフードの左はワイパーのダイヤル式スイッチが付く。


>> 前席はGTVもGTアペックスも同形状のスポーツシートだが、生地とカラーリングは異なる。また、GTVには上下アジャスターとエアランバーサポートが付かない。シートカバーは「COROLLA」のロゴが入っていることからも分かるように純正品で、その状態は非常に良い。まるで今、新品を取り付けたようだ。


>> リアシートの形状はGTアペックスと異なり、ショルダー部分がラウンドしていない。シートには傷みもシミも色あせもなく、こういったところからもコンディションの良さがうかがえる。



>> GTVのドアトリムはGTアペックスと比べると質素で、ビニール張りとなり、助手席側ドアに小物入れが付かない。


【3】に続く

1986年式 カローラ レビン 3ドア 1600 GTV(AE86)
SPECIFICATIONS 諸元
全長×全幅×全高(mm) 4200×1625×1335
ホイールベース(mm) 2400
トレッド前/後(mm) 1355 / 1345
車両重量(kg) 940
エンジン型式 4A-GEU型
エンジン種類 直列4気筒DOHC
総排気量(cc) 1587
ボア×ストローク(mm) 81.0×77.0
圧縮比 9.4:1
最高出力(ps / rpm) 130 / 6600
最大トルク(kg-m / rpm) 15.2 / 5200
変速比 1速 3.587 / 2速 2.022 / 3速 1.384 /
4速 1.000 / 5速 0.861 / 後退 3.484
最終減速比 4.300
ステアリング ラック&ピニオン
サスペンション前/後 ストラット / 4リンク
ブレーキ前/後 ベンチレーテッドディスク / ディスク
タイヤ 185 / 60R14(前後とも)
発売当時価格 136.8万円