父のTE27は私が受け継ぎます! 旧車をこよなく愛する親。そんな親から愛情と嗜好を受け継いで育った子ども。
当たり前のように身近にクルマがあって、クルマと家族の思い出を積み重ねていく。
ハチマル車に囲まれたクルマ好きにとって、うらやましい幸せな家族のカタチがある。
【1973年式トヨタ スプリンター トレノ 1600 & 1986年式 トヨタ カローラ レビン 3ドア GTV Vol.1】  中国地方に住む家族。この家族もまたクルマが好きで、クルマで結びつけられている。

 一家の長たる父は若い頃から自他ともに認めるクルマ好きで、取材時から約30年前の20歳の時に自身2台目の愛車としてTE27スプリンタートレノを手に入れた(1台目の愛車はホンダの初代シビック)。このTE27に父は魅了され、15年も乗り続けることとなる。この間、妻と出会い、結婚し、TE27で新婚旅行にも出掛けた。そして長女、次女が誕生。ちなみに、集合写真でAE86レビンの横に立つ右側が長女、左側が次女で、今回の撮影には残念ながら来られなかったが、さらに三女もいる。

 こうして家族にとって、TE27は特別なクルマとなった。とくにオーナーである父はクルマにかかわる仕事をしており、そこでさまざまなクルマに触れて乗ってきたが、「TE27以上に心を揺さぶられるクルマはなかった」と言う。だが、15年も乗っているといろいろと不具合も出てくる。とはいえ、TE27以外のクルマは考えられない。大幅に手を入れて修理しようと考えていたとき、程度の良い個体が見つかり、乗り換えを決意。それが現在のTE27で、こちらもすでに15年目を迎えている。TE27とのカーライフは30年にも及ぶのだ。

 こうして旧車に長く乗っていられるのも家族の支えと理解があるから。「妻には感謝していますね。クルマ好きでよかったです」と父は語る。


>>【画像21枚】GTVの純正スチールホイールなど。純正スチールホイールは、社外も含めてアルミホイールに交換されている個体が多いので希少だ


>> エンジンは名機の誉れ高い4A-G型。チューニングエンジンとしても人気が高いが、もちろんノーマルだ。

>> ダッシュボード上部にETCユニットが装着されているくらいでフルオリジナルをキープしているインパネまわり。

>> 1986年式のカローラレビン3ドアGTV。ハチロクでは珍しい完全フルノーマルの個体だ。

【2】に続く