圧倒的な走破力は異次元の領域
すべてはパリ・ダカを制するため

【 1998年式 三菱 パジェロ エボリューション Vol.2】

【1】から続く


 搭載する3.5L・V型6気筒DOHCの6G74型エンジンは、型式こそ標準パジェロと同じだが、パジェロエボ用に新開発。直噴のGDIから可変バルブタイミング&リフト機構と可変吸気システムを備えたMIVECに変更され、最高出力が280psにアップ。最強の心臓を手にしたのだ。

 エンジンと並んで注目なのがサスペンション。本格オフロード4WDで初めて4輪独立懸架が採用された。ARMIEと名付けられた新開発サスペンションは、フロントがダブルウイッシュボーン、リアがマルチリンクという機構で、前240mm/後270mmの超ロングなホイールストロークを実現。接地性や走破性、旋回性、乗り心地と、すべての面で向上を図っている。

 そして核となる4WDシステムは、ラリーで培った技術を結集したスーパーセレクト4WDを搭載。これは2H、4H、4Hロック、4Lロックで駆動モードを切り替えることで、状況に応じて前後駆動力を最適に配分するシステム。さらに、ヘリカルギア式LSDにビスカスカップリングを装着したハイブリッドLSDを投入し、どんなシーンでも確実に駆動力を生み出すのだ。


>> アグレッシブな外観とは真逆のシンプルな室内。派手な加飾や豪華な装備は皆無だ。


>>【画像21枚】3.5L V6 MIVECをパジェロエボ用に新開発したエンジンなど。280psのパワーが驚異的な走破性を支える。この個体はK&M製エアクリーナーを装着。「吸気音がスポーティー」と、オーナーがお気に入り



>> トランスミッションは5速MTと、INVECS-Ⅱ・5速ATを用意。後者は任意でギアをアップ/ダウンできるスポーツモード付きで、ギアのホールドも可能。その横は駆動を切り替えるトランスファー。


>> フロントシートはレカロ製で、オフロード走行時にも体をしっかりとホールド。日常ドライブでも疲労感を軽減する。


1998年式 三菱 パジェロ エボリューション(V55W) SPECIFICATIONS 諸元
全長×全幅×全高(mm) 4075×1875×1915
ホイールベース(mm) 2420
トレッド(mm) 1590(前後とも)
車両重量(kg) 1990
エンジン型式 6G74型
エンジン種類 V型6気筒DOHC
総排気量(cc) 3496
ボア×ストローク(mm) 93.0×85.8
圧縮比 10.0:1
最高出力(ps / rpm) 280 / 6500
最大トルク(kg-m / rpm) 35.5 / 3000
変速比 1速 3.789 / 2速 2.057 / 3速 1.421 /
4速 1.000 / 5速 0.731 / 後退 3.865
最終減速比 4.272
ステアリング ラック&ピニオン
サスペンション前/後 ダブルウイッシュボーン / マルチリンク
ブレーキ ベンチレーテッドディスク(前後とも)
タイヤ 265 / 70R16(前後とも)
発売当時価格 390.8万円


【3】に続く