グリルレスデザインで、先発のショートタイプとは一味違うインパクトを放つ、
スピードフォルムのロングノーズスタイル。しかし、このエアロの注目ポイントは
伸びた鼻先よりもロアノーズ、デザイン性以上に機能性だ。

【スピードフォルム S30 ロングノーズ Vol.2】

【1】から続く

 スピードフォルムのロングノーズスタイル。その注目の新スタイルを構成するパーツは、ボンネットからのラインを伸張させグリルレス化する「アッパーノーズ」、アッパーノーズのラインに造形を合わせた左右の「ライトケース」、空気を切る先端部の「フロントバンパー」、それにアッパーノーズの張り出しにバランシングさせた存在感ある意匠の「ロアノーズ」の全5ピースとなり、デモカーのS30Zは、これにカーボン製の試作リップを装着する。そして、これまでにないハイインパクトなルックス同様に、このロングノーズは機能性も実に先鋭的だ。

 Zファンならご存じの通り、240ZGのGノーズは、単なるカッコ良さではなく、空気抵抗の低減を目的に考案されたノーズデザインだ。しかし向上したcd値とは裏腹に、S30Zには、これによって逆に低下したものがあって、それがグリルをなくしたことによるエンジンの冷却性だ。そこでスピードフォルムはこの冷却性能の低下を、アッパーノーズと同じようにロアノーズを前方まで大きく伸張させることでカバーしている。大きく設計した開口部から走行風をたっぷりと取り込んで、エンジンルームに強制的に冷却風を送り込むシステムに仕上げている。

 チューニングの進化は著しく、それは旧車界も同じ。エンジンチューンも大幅にレベルアップした。となるとそれに合わせエアロも進化して当然だ。スピードフォルムのS30Z用ロングノーズは先鋭的なデザイン性以上に、その高い機能性が魅力のエアロだ。


>>【画像19枚】デモカーが履くホイールはボルグレーシングTE37Vなど


>> チタン風のビスで止めるオーバーフェンダーも先鋭的なデザイン。取り付けにはフェンダーに若干の加工を要する。


>> フェンダーアーチ全体を覆うオーバーフェンダーは17インチホイールの装着を許容する設計。デモカーが履くホイールはボルグレーシングTE37V、サイズはフロント17×9J -15、リア17×10.5J -25。


>> リアウイングはセンターに行くほど幅が広くなるスタイリッシュなダックテール。



SPEED FORME/川内 誠代表

「ウチのエアロは既成概念にとらわれないデザインが信条。これまでにない機能を味わってください」と川内代表。現在ケンメリ用オーバーフェンダーを計画中だ。