11月8日、日本自動車殿堂により、新たに殿堂入りする2022年の殿堂者4名が発表された。
これは日本の自動車社会構築における功労者を殿堂者として表彰するもの。

今回は日本が自動車大国となる端緒を開いた山羽虎夫さん、トヨタの純国産乗用車開発・量産の体制を築いた中村健也さん、日産で前輪駆動車を開発し、国産初の御料車開発を主導した増田忠さん、日本人初のパリ・ダカールラリーとWRCの総合優勝を成し遂げた篠塚建次郎  
さんの4名。

殿堂入りの決まった殿堂者のほか、日本の自動車史に偉大な足跡を残した歴史遺産車、2022-2023日本自動車殿堂イヤー賞の表彰式典が2022年11月15日(火)13時30分から開催。
オフィシャルサイトにおいて同時配信も行われる。

【画像】初代クラウン、フライングフェザー、チェリー、パリ・ダカールラリーなど、新たな殿堂者の歩んできた足跡

■2022 日本自動車殿堂 殿堂者(殿堂入り)

山羽虎夫(やまば・とらお) 山羽虎夫さんは20世紀初頭にあって自動車とその動力源に高い関心を持ち、1904年には日本初の蒸気自動車「山羽式蒸気自動車」を製作。
その後の自動車国産化、さらには自動車大国日本の端緒を切り開いた、日本自動車産業の第一歩を踏み出した人物だ。


中村健也(なかむら・けんや) 1938年にトヨタ自動車工業に入社。生産設備を開発して量産体制を構築し、トヨタの初代技術部主査として純国産乗用車クラウンの開発を指揮。
その後も2代目コロナ、2代目クラウン、クラウンエイト、初代センチュリーなど、数々の主力車種の開発を担当し、後に続く主査制度を確立した。



増田 忠(ますだ・ただし)  住之江製作所において軽自動車フライングフェザーの開発に携わった後、富士精密工業(後のプリンス自動車)に入社。プリンス・ホーマーの開発などに携わった後、1964年から開発がスタートした「プリンス・ロイヤル」の開発に心血を注いだ。それまでロールス・ロイスなどの輸入車が用いられていた御料車に、国産車として初めて採用されることになる。
その後、日産初の前輪駆動車となった初代チェリーの開発を推進するなど、日産自動車における大衆車開発の基盤技術を確立した。



篠塚建次郎(しのづか・けんじろう) 三菱自動車の社員ドライバーとして、国内外のラリーに参戦した篠塚建次郎さんは、1991年、92年に連続してWRCコートジボワール・ラリーで総合優勝、1997年にはダカール・ラリー総合優勝し、いずれも日本人ドライバー初の偉業を成し遂げた。
日本におけるラリー競技への認知度を高めるとともに、ソーラーカーレースへの挑戦、アフリカでの教育環境向上に尽力するなど、社会貢献活動も積極的に行っている。