ハイソカー時代を築いた最高級クーペ

デビューとともに国産車の新たな時代の幕開けを告げたソアラ
美しいスタイリングや豪華な室内、ライバルを凌駕する圧倒的なパワー、革新的な電子制御装備、
そのどれをとっても、クルマが飛躍的に進歩した80年代を象徴する一台となった。
多くのファンを心酔させ、唯一無二の存在となったソアラの全貌に迫る。

【 1987年式 トヨタ ソアラ 2.0GT ツインターボ Vol.2】

【1】から続く

 いちばんの注目は、やはり2L 直列6気筒DOHCツインターボの1G-GT型エンジン。このユニットは従来の1GーG型をベースに、トヨタ内製の小型タービンCT12型を2基組み合わせたユニットで、ハイパワーと高レスポンスを両立。また、ターボを装着しただけでなく、ベースとなった1GーG型は強度リブを設けて剛性を確保。さらにピストンもローコンプ仕様とし、ターボ化に対応している。その結果、当時の2L クラス最強の185ps/24.5kgーmというスペックを実現したのだ。

 ちなみに、1G-GT型はソアラが登場する前年にGX71マークⅡ系ですでに採用されていたが、Z20ソアラへ搭載するにあたってインタークーラーを水冷式から空冷式に変更。それに伴い、最高出力こそ変わらないものの、最大トルクは0.5kgm向上。そして、1988年のマイナーチェンジで200psになり、1989年の改良で210psまで高められた。

【画像16枚】光の反射を利用したクリスタル感のある透明ポリカーボネイト製グリルを採用する。モールにロゴが入るのは2.0GTツインターボのみだ


>> 1G-G型にツインターボをドッキングした1G-GT型。ノックコントロールシステムや水冷式オイルクーラーを採用し、ターボ化に対応。取材車両はプラグコードのみNGK製に交換されていた。


>> コーションプレートの「AXLE」部分に注目。G285という表記が希少な純正LSD装着車ということを表している。


>> フロントグリル後方には、タービンコンプレッサーで加圧された空気を走行風で冷やす空冷式インタークーラーが配置されている。


1987年式 トヨタ ソアラ 2.0GT ツインターボ(GZ20) SPECIFICATIONS 諸元
全長×全幅×全高(mm) 4675×1695×1345
ホイールベース(mm)  2670
トレッド前/後(mm) 1460 / 1455
車両重量(kg)  1410
エンジン型式  1G-GTEU型
エンジン種類 直列6気筒DOHCツインターボ
総排気量(cc) 1988
ボア×ストローク(mm) 75.0×75.0
圧縮比 8.5:1
最高出力(ps / rpm) 185 / 6200
最大トルク(kgm / rpm) 24.5 / 3200
変速比 1速 3.285 / 2速 1.894 / 3速 1.275 /
4速 1.000 / 5速 0.860 / 後退 3.768
最終減速比 4.300
ステアリング ラック&ピニオン
サスペンション ダブルウイッシュボーン(前後とも)
ブレーキ ベンチレーテッドディスク(前後とも)
タイヤ 215 / 60R15(前後とも)
発売当時価格 320.6万円


【3】に続く