ハイソカー時代を築いた最高級クーペ

デビューとともに国産車の新たな時代の幕開けを告げたソアラ
美しいスタイリングや豪華な室内、ライバルを凌駕する圧倒的なパワー、革新的な電子制御装備、
そのどれをとっても、クルマが飛躍的に進歩した80年代を象徴する一台となった。
多くのファンを心酔させ、唯一無二の存在となったソアラの全貌に迫る。

【 1987年式 トヨタ ソアラ 2.0GT ツインターボ Vol.3】

【2】から続く

 なおエンジン以外の装備では、サスペンションがスポーティサスとなり、ステアリングが専用の本革巻3本スポーク、シートがモケット地のスポーツシートとなっているのが特徴だ。
 取材車両を約9年所有しているオーナーは、これまでにZ20ソアラを6台も所有してきたツワモノ。初めての愛車となった前期ツインターボは半年で廃車になってしまったが、悔やみきれずに偶然見つけたまったく同じ仕様のソアラを購入。それがこの個体だという。その後は3台の部品取り車を経て、現在は前期3.0GTリミテッドも所有。生粋のZ20ソアラフリークである。


【画像16枚】エアロバンパーとセットオプションで用意されていたリアスポイラーなど。前期のみこのウイング式で、中期以降はハイマウントストップランプ付きに変更された

OWNERS VOICE/強い意志を貫いて9年で20万kmを走破 「1台目が短命だったので、2台目は長く乗ろうと決めたんです」と、購入当時のことを話すオーナー。その強い意志を見事に貫き、今では所有期間9年以上、購入後の走行距離は20万kmを軽くオーバーしている。
 ただ、そんなオーナーにも大きな悩みがあり、「お金で解決できるのならいいのですが、部品が出ないので困っています」と嘆く。そして「今後は、これ以上劣化させないように乗り続けることが目標」と締めてくれた。




>> 2.0GTツインターボは、3本スポーク本革巻ステアリングが標準装備。ただし1987年のみに設定されたエクストラ仕様車では、TEMSやオートドライブとともに、サテライトスイッチ付き2本スポークステアリングが装備された。


>> 取材車両は、いまや希少な純正5速MT車。


>> フロントシートはスポーツタイプで、電動のランバーサポートやサイドサポートアジャスターのほか、回転式前後調整付きヘッドレスト機構も備わる。オプションのハーフシートカバーは購入後にオーナーが装着したもの。


 

1987年式 トヨタ ソアラ 2.0GT ツインターボ(GZ20) SPECIFICATIONS 諸元
全長×全幅×全高(mm) 4675×1695×1345
ホイールベース(mm)  2670
トレッド前/後(mm) 1460 / 1455
車両重量(kg)  1410
エンジン型式  1G-GTEU型
エンジン種類 直列6気筒DOHCツインターボ
総排気量(cc) 1988
ボア×ストローク(mm) 75.0×75.0
圧縮比 8.5:1
最高出力(ps / rpm) 185 / 6200
最大トルク(kg-m / rpm) 24.5 / 3200
変速比 1速 3.285 / 2速 1.894 / 3速 1.275 /
4速 1.000 / 5速 0.860 / 後退 3.768
最終減速比 4.300
ステアリング ラック&ピニオン
サスペンション ダブルウイッシュボーン(前後とも)
ブレーキ ベンチレーテッドディスク(前後とも)
タイヤ 215 / 60R15(前後とも)
発売当時価格 320.6万円



【3】に続く