ゲスト陣も豪華な顔ぶれ! 世界最大規模のZミーティング|ADVANオールフェアレディZミーティング 2019
【イベント振り返り ADVANオールフェアレディZミーティング 2019 Vol.1】
まさに壮観‼ 見渡す限り、フェアレディZのオンパレードで、その数、1410台。これほどの台数のZが並ぶ機会はないはず。もはや世界最大規模のイベントなのは間違いないだろう。
今年は誕生50周年を祝うアニバーサリーイヤーを迎えた「ADVАNオールフェアレディZミーティング」。従来のP7駐車場では収容台数が限界に達し、P1/P2駐車場(GCパーク)に会場を移しての開催となった。
当日はGW中にもかかわらず、全国から熱狂的なZフリークが集結。会場はフェアレディZの見本市といった状態で、ほぼ全モデル、全グレードがそろっていたのではないだろうか。中には、普段はなかなか見る機会のない貴重な限定モデルも参加していて注目を集めていた。また、ユーザーカーはそれぞれ個性的な仕上がりで、それら見て回るだけで存分に楽しめた。
Z関連のメーカー&ショップブースも充実しており、特価品も数多く用意されていた。今回は、50周年特別企画として「IMSА300ZX」のレーシングカーが展示され、ドライバーズシートに座っての記念撮影までできたので、ファンにはたまらない。
また、トークショーのゲスト陣も豪華な顔ぶれがそろっていた。ZとGT‐Rの統括責任者である日産の田村宏志さんや元デザイン本部長の中村史郎さんほか、そうそうたる面々が来場。さらに、黒い稲妻・桑島正美さん、Zの柳田こと柳田春人さんと息子で現役GTレーサーの真孝さんらがトークショーを行い、イベントを盛り上げた。
そのほかZ34ジムカーナ車両による同乗体験走行やレーシングコース体験走行、豪華景品があたるジャンケン大会など、内容盛りだくさん。Zに対する熱い情熱を肌で感じられる1日だった。
>> 【画像56枚】1400台オーバーの歴代Zが富士に集結したそのようすなど
Zミーティングは、あらゆるZの夢の共演。年代やモデルはもちろん、チューニングのレベルやカスタムの方向性も一切問わない。同じモデルも楽しみ方はそれぞれで、それこそがZの魅力!
トークショーの豪華ゲスト陣は、日産の商品企画本部チーフ・プロダクト・スペシャリストの田村宏志さん、元日産デザイン本部長の中村史郎さん、S30フェアレディZデザイナーの松尾良彦さん、Z32デザイナーの山下敏男さん、そして元レーシングドライバーの桑島正美さんや柳田春人さんなど。さらに、2010年のZでGT300を制した柳田真孝選手も登場し、大盛り上がり!
Zミーティングのジャンケン&ビンゴ大会は、賞品が魅力的なことで有名。今年も、協賛会社が豪華景品を多数提供。スポーツタイヤやホイールを射止めた人など、幸せ者が続出した!
【Z34ジムカーナー車両同乗体験走行】 Z34を手足のように操る、全日本ジムカーナドライバーのテクニックを目の当たりにできるコンテンツには長蛇の列! 毎年、この企画を楽しみにやってくるチビっ子も多い。
【日産自動車】
現行モデルのZ34を3台展示。赤いボディはスタンダードで、その隣はニスモ。さらに、生誕50周年記念モデルで、1970年にアメリカのSCCAで優勝した「240Z BRE」カラーリングを新デザインで再現。フロントフェンダーにステッカー、リアに記念のバッジが付く。5月24日から予約開始。
https://www.nissan.co.jp/
【横浜ゴム】
往年の「アドバンHFタイプD」の復刻で、旧車オーナーから注目されている横浜ゴムのブースでは、新たな復刻モデルの「GTスペシャルクラシック」も展示された。走り好きはタイプD、オリジナル志向はGTスペシャルというラインナップで、サイズなど質問が多かったそうだ。
https://www.y-yokohama.com/
【セントラル20】
トークショーで会場を大いに沸かせた「Zの柳田」こと柳田春人さんの「セントラル20」も出展。オープンとクーペのZ34は、オリジナルのエアロが装着されたコンプリートカー。イベント限定で、エアロやパーツが半額になっていた! また、隣の「デン・モータース」では新作のS30Z、ハコスカのシートを再現した「DEN GTチェアー」が大好評で、桑島さん、柳田さんも気に入っていた。
http://www.central20.co.jp/
【スピードショップ クボ】
L型チューンの老舗「SS KUBO」のブースには、幻のサファリヘッドが組み込まれたL28型改ユニットを搭載した240ZGと、US日産で1996年に38台のみ販売された「ヴィンテージZ」の2台を展示。「ゴッドハンド」の異名を持つ久保靖夫さんは、S30Zのデビュー当時からのチューナーで、まだまだ現役。2代目の亨さん、そして3代目の予定の智史さんと、3世代がそろっての参加だ。
http://www.speedshopkubo.com/
【エスコート】
ドラッグレースをはじめ、最近はサーキットのタイムアタックで本領を発揮している「エスコート」は、このイベントの常連ショップ。展示した240ZG、LY型ターボを搭載したS31Zは、本誌Vol.009の表紙を飾ってくれたクルマ。代表の塩原浩さんが説明してくれたのは、ポルシェCVの強化ドライブシャフト。アクスルフランジやシャフトなども新たに開発中で、楽しみ!
http://www.escort.ico.bz/
【プロショップ ナカガワ】
姫路から参加の「プロショップ ナカガワ」は、TC24-B1Zを搭載した中川英明代表のドラック仕様S30Zと、本誌カメラマンの清水良太郎さんのS31Zを展示。ドラッグ仕様で体験走行も行い、圧倒的なパフォーマンスを披露。ダイレクトイグニッション化に必要なコイルを装着するプレートは特価1万円! L28型エンジンのピストンオブジェは3000円の超破格プライスで販売。
https://more-drive.jp/
【レストアパーツ.com】
純正同等のボディパネルを復刻し販売している「レストアパーツ.com」のブースには、S30Z用のダクト付きボンネットが登場。輸出仕様の280Z用ながら、S30Zには共通で装着できるため、チューニング派は大歓迎。S30Z用のドアは、日本仕様となっている。
https://www.restore-parts.com
【RISING】
ドラッグレースに精力的に参戦している「ライジング」は、組み上がったばかりのL型ユニットを搭載した伊藤英一さんの赤いドラッグ仕様のZを展示。エンジンはもちろん、ボディは超軽量化されていて、エアシフターも組み込まれていて注目の的。オリジナルの削り出しのスロットル、インマニ、H断面コンロッドなど、L型フリークにはたまらない逸品が並んでいた。
http://www.rising-web.jp
【スピードフォルム】
スピード感のあるエアロをリリースしている「スピードフォルム」のブースには、オリジナルエアロをまとったショートノーズバージョンを展示。個性的なフォルムながら、ほどよいサイズ感のオーバーフェンダーやスポイラーは、日本をはじめ海外でも人気だ。
https://speedforme.jp/
【BLACK LINE】
ドラッグレースをメインに、ミッションのギア、ドグの再生や加工製作を行う「ブラックライン」。トラストのGT-RドラッグミッションをFRに変更するのに必要なメインシャフトなど、ミッションにかんするノウハウが豊富。ストリート仕様のZ31とZ33を展示した。
http://www.blackline-racing.com/
【リバイブジャロピー】
ハコスカやS30Zなどの製造廃止になってしまった部品を再生、復刻する「リバイブジャロピー」。最近はコスモスポーツのパーツ供給も始めている。S30Z用の部品はもちろん、Z432-R用の激レアパーツも展示されていた。
http://revivejalopy.blog9.fc2.com/
【ダットサンフリーウェイ】
1985年創業の「ダットサンフリーウェイ」は、S30からZ34まで、国内、輸出仕様を含めて膨大な数のパーツやグッズ類を販売する老舗。今回は、スティレンやグレッディのパーツによるZ32チューンドと、L24型を搭載したHLS30Zを並べた。
http://www.datsun-freeway.com/
【2】に続く