ル・マン24時間耐久レース。クルマ好きやレースファンの間では知らぬものはいない、というほどの圧倒的な知名度を誇り、F1モナコグランプリ、インディ500と並び世界三大レースと称されるレースだ。

そんなル・マン24時間耐久レースは、1923年の初開催から今年で100周年を迎える。今でこそレース仕様のグランプリカーが大激戦を繰り広げるル・マンだが、「ラッジウィットワース杯24時間耐久グランプリ」として初開催された当初は、市販車による耐久レースを開催しようという意図から始まった。ル・マンへ挑戦することは、自動車メーカー各社にとって「良いクルマづくり」への挑戦でもあったのだ。

トヨタ博物館では、そんなル・マン挑戦100年の歴史を振り返る企画展「ル・マン100周年記念企画展」が5月16日から6月30日まで開催中。

本企画展は歴代優勝車両、ル・マン制覇に挑戦した国産車たち、華やかにル・マンを彩った車たち、という3つの観点で、1/43スケールモデルを展示し、自動車メーカーによる100年間の挑戦の軌跡を振り返る内容となっている。
展示されるのは、歴代優勝車両90台、ル・マンに挑戦した国産車35台、華やかにル・マンを彩った車35台の合計160台のミニカー。

100年の歴史を160台でというスケールの大きさは、トヨタ博物館が秘蔵するミニカーだからこそ表現できるものだ。

また、館内のクルマ文化資料室では、ル・マンを含むレースのポスターや当時の画像を、図書室ではル・マンに関する書籍が展示されている。

【画像4枚】自動車メーカー各社にとって「良いクルマづくり」への挑戦でもあったル・マンへの挑戦の100年をミニカーで振り返る企画展


「ル・マン100周年記念企画展」

期間:2023年5月16日(火)〜6月30日(金)
場所:愛知県長久手市・トヨタ博物館文化館