10月17日〜18日の国内映画ランキング(全国週末興行成績・興行通信社提供)が発表され、これまで数多くのヒット映画を世に送り出してきた角川春樹監督が「最後の監督作」と位置付ける映画「みをつくし料理帖」が初登場で8位に入った。

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 同名の人気時代劇小説が原作の同作は、大坂で生まれ、江戸にやってきた松本穂香演じる天涯孤独の主人公・澪が、苦難を乗り越えながら料理人として修業に励む姿を描いた物語。

 春樹氏は積極的に公開前のPRイベントに登場し、松本や共演した女優の奈緖を絶賛。先月17日に都内で行われたPRイベントに出席した春樹氏は、「このシリーズは、あと2作ぐらいできるネタがある」と宣言。「また映画を撮りたいという思いに初めてなりました」と続編への意欲をのぞかせたのだが…。
 「公開館数は311館とかなり大規模で大々的にPRしたにもかかわらず、まったく物足りない数字。春樹氏は70年代後半に映画事業に進出するや、神がかり的な嗅覚でヒット作を連発し“角川映画”のブランドを確立したが、それも遠い昔の話。今やすっかり“直感ビジネス”になってしまい、製作に駆り出された周囲は稼働しながらも、『当たるわけがない』というのが本音。しかし、相変わらずまったく空気を読まない春樹氏は今でも自分がヒット作を世に送り出せると信じている」(映画業界関係者)

 05年には製作を手掛けた「男たちの大和/YAMATO」が興行収入50億円のヒット作となり映画界の第一線に復帰。

 ところが、その後、春樹氏のビジネスパートナーとなり大やけどを負ってしまったのがあの大手レコード会社だった。
 「当時、CDの売り上げが好調で勢いのあったエイベックスのある幹部が春樹氏を崇拝。春樹氏に丸乗りして映画業界本格進出を狙ったが、大赤字を出して撤退するハメになってしまった。春樹氏がこれ以上現役を続ければ、この先も被害者が増えるかもしれない」(芸能記者)

 現在78歳ながら6度目の結婚相手との間に8歳の子どもがいる春樹氏。子どもの将来のためにもまだまだ稼がなければならないようだ。