『R-1ぐらんぷり』(関西テレビ・フジテレビ系)や『女芸人No.1決定戦 THE W』(日本テレビ系)などの賞レース決勝常連というネタ職人でありながら、「ちんこ謎かけ」といった下ネタでも笑いをかっさらう女芸人・紺野ぶるま。

 このたび、10周年記念単独ライブを収録した1stDVD『新妻、お貸しします。〜ぽっきし税抜3000円〜』が3月25日に発売されることが決定した。今回、そんな勢いに乗る彼女に、インタビューを実施。DVD発売への想いや新婚生活まで幅広く聞いた。

ーーこれまでの単独ライブや今回のDVDなど、セクシービデオを連想させるタイトルやジャケット(フライヤー)を制作し、お笑いファンを楽しませてきた紺野さん。ようやく“形”にすることができたといったところでしょうか。

もちろん内容は大事なんですけど、これがお笑いのDVDとして出るっていうのが最高のボケなので(笑)。結構、皆さんチラシのことを面白いと言ってくださっていて、自分を代表するボケのひとつとなったのが嬉しいです。

ーーお気に入りのネタは?

全部おすすめですけど、『占い』は好きですね。自分で言うのもなんですけど、このネタのパッケージ自体がよく出来ていて(笑)。(女性への)偏見のネタをやることにおいて、占いっていうシステムの発明は、自分から生まれたとはとても思えないです。それくらい良く出来ていると思います。

ーーデビュー当時から様々なネタに挑戦されていますが、『R−1』などで披露した緻密な1人コントに落ち着いたのには、何かきっかけがあるんですか?

「ちんこ謎かけ」で知っていただいて、初めていろんな現場に行かせていただくようになったんですけど、“もっと上に行くにはコントしかないし、賞レースで結果を出さないとこれ以上売れないな”っていう『ちんこの天井』みたいなのに当たって(笑)。最初は“ちんこで天下を取る!”って思ったんですけど、全カットになったり、周りの反応を見たりして、“もう一つ何か得なきゃ”って思った時、コントで自分が何が出来るのかな……って。ゆりやん(レトリィバァ)ちゃんとか、同期のおかずクラブみたいにはなりたいけど、なれないって諦めて、今の女っぽいコントに行き着きました。

ーーそんな中でも、自身がひとつ上の段階に行ったと思えた瞬間はございますか?

2017年の『R-1』の予選でネタをやっていて“おやっ?”って感じて、準々決勝の時は“これはもしかして?”と思ったのですが、メンタル及ばず準決勝で負けて、敗者復活で決勝に勝ち上がったんですよ。決勝では0点でしたけど、周りから「すごい良かったよ」って言われたり、同じ年に『THE W』で決勝行けた時にも「コント面白いんだね」って言われたりするようになってからですかね。
ーー今でこそ女性のお客さんも多いと思うのですが、昔は単独ライブを打っても、男性がほとんどだったそうですね。

女性は一人とか二人で、あとは友達がいるくらいでした

ーークオリティーの高いネタを発表していくうちに、どんどん女性がついてきた感じなんですかね。
の、はずなんですけど、単独ライブはやっぱり男性が多いですね。先に男性がバーッと買ってくれてるんですかね。

ーー女性が増えるとやっぱり嬉しいものですか?

正直嬉しいですね。「女が“ちんこ”って言った。ラッキー!」ってところで見られちゃうと、私じゃなくても良くなっちゃうし、そういうところで評価されると複雑なんですけど、意外と私のライブのお客さんは、出待ちもしないし、グッズを買って静かに帰ってくださるんで、本当にどこから来てどこへ帰っているのか(笑)。純粋にネタを見て応援してくれていて、もうちょっと話してくださってもいいのになとは思います……(笑)。ただ、チェキ会とかをやると喜んでくださりますね。単純に喋りづらいんだと思います。

ーー2019年4月にご結婚されましたが、新婚生活はいかがですか?

順調です。(結婚する前から)一緒に住んでいたし、何も変わらないです。旦那がアゲチンで、付き合った年に『R−1』や『THE W』の決勝に行けて、『アメトーーク!』(テレビ朝日系)も『高校中退芸人』で出られました。占い師ネタの訛りも、普通に家でふざけてやっていたら、『それ面白いからネタにしたほうがいいよ』って言われて、『お前みたいな素人に何がわかるんだよ。黙っとけよ!』とか言っていたんですけど(笑)。結果、決勝まで行けるネタになって……。ネタで使う題材も旦那さんのことだったりすることもあるので、結構傷つけてはいるんですけどね。本当に私は感謝しかないです。

ーーそうやってキツイ言葉を浴びせた際には、相手は“面白い”として受け止めてくれるんですか?

言いすぎて申し訳ないなって思って、次の日に謝るんですけど、『え? 何が?』みたいな感じなので、多分聞いてないだけなんだと思います。

ーー(笑)。賞レースで結果が出ると、番組出演も増えると思います。一番印象に残っているのはどんなことですか?
やっぱり『アメトーーク!』に出た時は一番緊張しました。今でも、たまに思い出すくらい。1年目から仲良くしてもらっているセバスチャンの原田(公志)さんっていう先輩も出ていたんですけど、初めてテレビで共演できたのが『アメトーーク!』で……。最初、私がすべり続けていて、“もういいや諦めよう”と思っていたら、原田さんがすごい落ち着いてるんですよ。その姿を見て、私も頑張らなきゃって思ったら……(いつの間にか)原田さんを食っちゃっていました(笑)。いまだに原田さんと話しますね。

ーー最後にDVDの見どころを教えてください!

私は自分で自分の性格を悪くないって思っているんですけど、普段から皆さんに言われる“性格の悪いネタ”がギュっと詰まっています。ちんこ謎かけも10分に50個やっているんですけど、それは『ギネス』に載るくらいスゴイことだと自負してるし血反吐吐きながらやったライブなので、ぜひ観ていただきたいです。

取材・文:浜瀬将樹

紺野ぶるま10周年記念単独ライブ『新妻、お貸しします。〜ぽっきし税抜3000円〜」』
品番:SSBX-2677
価格:¥3,000 + 税
発売日:2020年3月25日
発売元:Contents League
販売元:ソニー・ミュージックソリューションズ
【本編】
■結婚
■現代アート
(VTR)餅田の家掃除編①
■占い
(VTR)餅田の家掃除編②
■先生
(VTR)ベビーシッター編①
■駅員
(VTR)ベビーシッター編②
■女優の夢
(VTR)料理編
■浮気
■オーディション
(VTR)「TimTim PomPom」MV
■ちんこなぞかけ
【特典映像】
リベンジちんこなぞかけ