Netflix・フジテレビ系のリアリティー番組「テラスハウス」に出演した女子プロレスラーの木村花さん(享年22)が、視聴者らからSNS上で誹謗(ひぼう)中傷を受けた後に急死した問題で、母で元プロレスラーの木村響子さんが15日、BPO(放送倫理・番組向上機構)に、審議を申し立てる書類を提出したことを明かした。

 響子さんは、ツイッターで「ただただ本当のことが知りたい。第三者機関に公正に調査していただきたい。二度と繰り返さないために、それだけです」と、申し立てた理由をつづった。

 花さんをめぐっては、3月下旬にNetflixで放送された回で自身の大事なコスチュームを洗濯して縮ませた同居男性の小林快さんに対しビンタをお見舞い。その振る舞いがネット上で炎上。
 しかし、その後、フジは4月に公式YouTubeに動画をアップし、木村さんが亡くなる直前の5月中旬まで地上波で放送していた。おまけに、今月初めの社長会見で改めてやらせ疑惑を否定していた。

 響子さんはツイッターで、「花が暴力的な女性のように演出・編集され、過呼吸になっても撮影を止めてくれなかった。人格や人権が侵害された」と指摘。徹底抗戦の構えだ。

 フジは一部スポーツ紙に対して、「BPOから連絡をいただいていないため、コメントを差し控えさせていただきます」とコメントした。
 「当初、フジは響子さんに手厚く謝罪し、現場を仕切っていた制作会社に責任をかぶせようとしていたようだ。しかし、響子さんは謝罪を受け入れずによりによってBPOに申し立て。おまけに、小林さんも一部メディアでやらせがあったことを告発。この問題は世間の関心が高いだけに、今後、徹底的に調査されることになりそう。まったくの想定外になってしまったようだ」(放送担当記者)

 とはいえ、最初からフジが誠心誠意対応していれば、このような事態を迎えることはなかったはずだ。