バナナマンとサンドウィッチマンという国民から愛されているお笑いコンビがタッグを組んで、およそ1年。TBS系列で放映されている「バナナサンド」が好調だ。昨年4月から深夜とゴールデンタイムで7回にわたって特番を放送。今年7月にレギュラー化された。

 >>バナナマン設楽の独特な“暗記法”に反響 「記憶力が上がっている気がする」実感の声も<<

 両コンビとも多くのレギュラー番組を抱えて大忙し。幅広い年齢層から支持されているサンドは、活動拠点の東京だけではなく地元の宮城県、北海道でも冠番組を抱え、ラジオにも力を入れる。バナナの設楽統は、フジテレビの午前の情報トーク番組「ノンストップ!」のメインMCを務めて8年。ともに、需要が高い。

 そんな同番組で、アラフォー以上の世代が食い付いてしまうのは主題歌だ。87年に解散した伝説のグループ・BOØWYの大ヒットナンバー「B・BLUE」が起用されているからだ。コーナー切り替えやゲスト登場の際にはBOØWY、さらに吉川晃司と元BOØWYのギタリスト・布袋寅泰によるCOMPLEXの楽曲が使われ、懐古心がそそられる。

 バナナがサンドされた絵が描かれた進行表を手に、そつなく、時には毒をたっぷり盛りながら進行していくのは設楽。視聴者に安心感を与えるあたりはさすが、「ノンストップ!」で鍛えられただけのことはある。同時に、23時56分開始の深夜帯という持ち味もしっかり生かす。サンドの伊達みきおはロケが多いため、こんがり日焼け。その上で、小太り。設楽が「エッチな男優さんなの?」といじると、伊達が即座に「チョコボール伊達じゃないですよ」と切り返すコンビネーションを見せる。「チョコボール」とは、90年代に活躍したAV男優・チョコボール向井をさす。

 ゲストとして、これまでにGENERATIONS  from EXILE TRIBEから数原龍友と関口メンディー、乃木坂46から梅澤美波、齋藤飛鳥、山下美月といったアーティストが来た。だが、バナナマンと旧知の仲である星野源やさまぁ〜ず、日村勇紀の親友であるケンドーコバヤシ、旧友といえるFUJIWARAやブラックマヨネーズ、アンガールズなども招かれ、芸人濃度が高めだ。

 4人全員が既婚者で、お笑いスキルが高い。ゆえにハメを外すこともある。サンドの富澤たけしが「妖怪うんこ食い」、日村が「妖怪ボクうんこ食べてないもん」に扮して、口の周りや顔中を茶色に塗りたくる。バカさ加減も忘れない。

 22日はゴールデン3時間SP。歌舞伎役者の松本幸四郎や市川猿之助、とんねるず・木梨憲武、中村倫也が登場。大先輩の木梨が、かつては自分の番組に起用していたバナナ、サンドの冠番組に逆に呼ばれるようになったという背景も踏まえると、感慨深く視聴できそうだ。

(伊藤由華)