2020年10月から『千鳥のクセがスゴいネタGP』(フジテレビ系)がスタート。今を輝く芸人たちが、普段披露している漫才・コントなどのネタとは違う“クセがすごいネタ”を披露するというコンセプトの同番組は、MCの千鳥(大悟・ノブ)がツッコミを入れることで笑いが増幅され、早くも人気ネタも生まれ始めている。特に狩野英孝のクセのある歌ネタは、SNSでトレンド入りするなどネットも味方につけており、その勢いは止まらない。

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 「“突飛なネタにツッコミを入れる”というのは、深夜で人気を博した『あらびき団』(TBS系)と同じスタイル。いわば『クセネタ』は『あらびき団』をゴールデン用に改良した番組と言ってよいでしょう。お茶の間の人気者である千鳥がツッコミを入れるのは『相席食堂』(ABCテレビ・テレビ朝日系)で知られていることもあって違和感がない。また、お笑いファン以外の視聴者は、3分以上のネタを見る習慣がない。彼らのツッコミで“このネタをどう見れば面白いのか”が説明され、ネタを飽きることなく見られる。こうした様々な要素が絡み合って成功しているのだと思います」(芸能ライター)

 フジのネタ番組といえば、当時の若手芸人が多数出演していた『ボキャブラ天国』、『爆笑レッドカーペット』などがある。『ボキャブラ』であれば、ネプチューン、爆笑問題、くりぃむしちゅーら、『レッドカーペット』であれば、バカリズム、狩野らの人気を後押ししている。『クセネタ』も過去の番組のようにスターを輩出することができるのだろうか?

 「コンセプトが“今を輝く芸人たち”となっていますので、友近やロバート・秋山竜次など、テレビでおなじみのメンバーが多く出ています。その中に少しずつYouTuberやネットでバズり始めている若手も出ているのが現状ですね。すでに芸人たちは、動画やSNSなど、様々なコンテンツを持っているため、新ネタはそこで披露します。動画でバズる、『クセネタ』で披露するという流れが活性化すれば、若手の出番ももっと増えるでしょう。確かにお茶の間の人気も必要ですが、何より番組を支えているのはお笑いファン。今後は、新鮮味を消さないためにも、人気芸人と若手の融合が必要となります」(同上)

 息長く続けるためにも、ときおり変化もつけながら、視聴者の期待を良い意味で裏切ってほしいものだ。