コロナ禍の影響を大きく受けた春ドラマ、夏ドラマとは異なり、おおむね通常通りのスケジュールで放送された10月からの秋ドラマ。来期まで2クール連続の月9ドラマ『監察医朝顔』(フジテレビ系)を除いて最終回を迎えたが、前評判から一転し、多くの批判を受けた秋ドラマがあったという。

 その一つが、土曜ドラマ『35歳の少女』(日本テレビ系)。

 「12日に最終回を迎え、全話平均視聴率9.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)となった『35歳の少女』。当初は脚本の遊川和彦氏が描く人間描写が評価され、10歳の時に意識不明となり、25年の時を経て目覚めた主人公・望美(柴咲コウ)をどう描くかに注目が集まっていました。しかし、蓋を開けてみると、望美が目覚めたせいでバラバラだった家族はよりバラバラに。途中からは坂口健太郎演じる小学校時代の同級生と付き合い始めるようになりますが、なぜ望美を好きになったのかがまったく描かれず、視聴者は置いてけぼりに。遊川氏らしい鬱展開も多く描かれ、ネットからは『毎週暗い気持ちになった』『全てが非現実的だった』といった酷評が集まっていました」(ドラマライター)

 また、日曜ドラマ『極主夫道』(日本テレビ系)にも、ドラマファンからの批判が寄せられていた。

 「本作は13日に最終回が放送され、全話平均視聴率は9.2%という結果に。玉木宏が元極道の主夫を演じるというギャップに期待が集まっていましたが、原作の同名ドラマにはない設定も多く加えられており、放送当初から不穏な声が目立っていました。原作はテンポのいいギャグ漫画でしたが、ドラマは基本的に原作のストーリーにオリジナル要素を加えて1時間に伸ばしたため、どうしてもテンポの悪さが目立った形に。ドラマファンも多く獲得していましたが、ネットからは原作ファンによる、『毎回勘違いによる騒動起きて収束していくってワンパターンだった』『話の膨らませ方が下手すぎる』という声が目立ちました」(同)

 さらに、全話平均視聴率11.5%を記録した日曜劇場『危険なビーナス』(TBS系)も、厳しい声が多く集まっていた。

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 「原作は東野圭吾の同名小説ということで期待が集まっていましたが、ドラマファンから不満の声が多く寄せられたのは、ヒロインの吉高由里子の演技。弟の妻という役どころでしたが、始終妻夫木演じる主人公に甘え声で接し続け、女性視聴者からは『吉高由里子の甘えっぷりを見てるとイライラしてくる』『吉高由里子にミステリアスさがないから合わない』といった不快感を訴える声がネット上で出る事態に。また、最終回まで謎を引き延ばし、最終回の1時間ですべての謎が明らかになるという忙し無さ過ぎる展開にも苦言が集まっていました」(同)

 秋ドラマも、手厳しいドラマファンからの声が多く集まっていた。