草なぎ剛が「第44回日本アカデミー賞」で、最優秀主演男優賞を初受賞した。獲得作品の「ミッドナイトスワン」は、最優秀作品賞も受賞。“演技者”草なぎがついに銀幕のトップに立った。

 現在は、NHK大河ドラマ「青天を衝け」に徳川慶喜役で出演中。昨年12月30日には、30代の一般人女性とゴールイン。都内屈指の高級住宅街におよそ200坪で20億円ほどの超豪邸を建設中というウワサで、公私ともにノリに乗っている。

 そんな草なぎがおよそ3年前、“彼女”をノーギャラでCMに出演させていた。彼女の名は、クルミちゃん。メスのフレンチブルドッグだ。

 産まれたのは16年12月30日。翌31日にSMAPが解散したが、草なぎは生後3カ月で迎え入れた。25年も寄り添ったメンバーと別れ、心に空いた穴をクルミちゃんが埋めたといっても過言ではない。昨年3月27日にレオン(オス)、マチルダ(メス)、桃(メス)を出産。メス2匹は同年6月に里子へ出し、現在草なぎ家では新米ママとなったクルミちゃんと長男のレオンを育てている。

 クルミちゃんがCMデビューしたのは18年。「新しい地図」として一緒に活動する香取慎吾とのユニット「SingTuyo」の1stデジタルソング「KISS is my life.」が起用されたEOS Kissシリーズ初のミラーレスカメラ・EOS Kiss Mの「KISS is my life.」篇だ。

 「相棒は、昨年急逝した元女優の竹内結子さん。素敵なライフスタイルを送る女性の代表として、竹内さんが起用されたのです。クルミちゃんのデビューとあって、撮影現場には草なぎさんがマネージャーとして付き添った。和気あいあいとした雰囲気だったそうです」(CMプランナー)

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 竹内さんと草なぎは、03年に映画「黄泉がえり」、11年に映画「僕と妻の1778の物語」で共演。現場は同窓会さながらの雰囲気で、クルミちゃんも安心して本番に挑めたかもしれない。スゴいのは、ノーギャラだったことだ。ギャラは全額を一般社団法人老犬ホーム協会に寄付している。

 ギャラ0円といえば、「新しい地図」で18年3月19日に配信したパラスポーツ応援チャリティーソング「雨あがりのステップ」。同年6月30日までの売り上げはパラスポーツの支援に充て、寄付金額は2000万円を超えた(7月1日以降は通常バージョンとしてリリース)。「新しい地図」は昨年、日本財団と「LOVE POCKET FUND」(愛のポケット基金)を立ち上げ。今年2月、「国や地方公共団体、公益団体などに私財を500万円以上寄付した」ことを理由に、紺綬褒章を受章している。

 ノーギャラなんて意に介さない草なぎ。むしろ、チャリティーでも認められてしまう。それが今年のアカデミー俳優だ。

(伊藤由華)