東京オリンピック・パラリンピックの開閉会式の不適切演出騒動で、渡辺直美に改めて注目が集まっている。

 企画を担当していたクリエーティブディレクターの佐々木宏氏は演出の統括役を辞任したが、一方の渡辺の対応には称賛の声が集まった。

 渡辺は所属する吉本興業のサイトで「私自身はこの体型で幸せ」と、何とも“大人”なコメントを発表。ただ、自身のYouTubeチャンネルでは「その演出プランが採用されて、私のところに来たら私は絶対に断るし、その演出を私は批判する」と毅然とした対応を見せ、芯の強さを見せた。

 渡辺と言えば、2008年にビヨンセの体動きモノマネでブレークを果たしたが、その後は芸人としては伸び悩んでいた。特に、ひな壇などで展開されるアドリブ的なトークのやりとりや、芸人として瞬発的なセンスの発揮を求められる大喜利を大の苦手としてしたという。そんなくすぶっていた彼女を変えたのが、2期先輩にあたるオリエンタルラジオの中田敦彦の言葉だった。

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 「渡辺は、母親が台湾出身で幼少期は、台湾と日本を行き来する生活をしていました。そのため、日本の学校の勉強についていけなかったそうです。芸人としてブレーク後も、その部分をネックに感じており、中田に相談。すると『短所を伸ばすよりも、誰もマネができないところまで長所を伸ばせ』とアドバイスされ、一念発起したそうです」(芸能ライター)

 その後、渡辺は長所の歌やダンスや動きを極めるために、2014年に約3か月間ニューヨークへ向かう。さらに、現在は本格的にニューヨークを活動拠点に移している。

 中田も吉本興業を退社し、現在は東南アジアのシンガポールを拠点に、YouTubeのほか、独自の活動を行っている。偶然にも2人がほぼ同じタイミングで日本を飛び出し、海外での活動を本格的に始めている。

 ともに長所を伸ばし続けた結果、日本の芸能界だけに留まらない存在になったとも言えそうだ。実力や底力は十分なだけに、さらなる活躍に期待したいところだ。