8月17日、ジャニーズ事務所は名誉会長の藤島メリーさんが同月14日に亡くなったことを発表した。93歳だった。

 メリーさんはジャニーズ事務所の創業者であるジャニー喜多川さん(2019年没)の実姉で、ジャニーさんはジャニーズタレントのプロデュース業を担い、メリーさんはジャニーズ事務所の経理や経営面を担っていたことは有名である。

 ジャニーさんは自分のタレントには若手からベテランまで、分け隔てなく接し、ジャニーズタレント自身の口から微笑ましいエピソードが語られる機会が多いのに対し、メリーさんに関しては亡くなるまで経営面に徹していたこともあり、目立ったエピソードが語られることは非常に少ない。

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 だが、「ジャニーズの女帝」という異名が示すように、事務所内外での影響力は大きかったとされ、「かなり厳しい人」としてジャニーズタレントとは別方面で知名度が高かった。

 とりわけ2016年に解散となったSMAPファンにとっては、メリーさんの名前はとりわけ強く印象に残っていたようで、死去が報じられた8月17日のTwitterではメリーさんとともに「SMAP」が一時トレンド入りする事態となった。

 何故、SMAPがトレンド入りしたのか? その理由は2016年に起きた「SMAP解散騒動」にメリーさんが大きく関わっていたからだ。

 SMAPが解散に至った理由は、メリーさんがSMAPの担当マネジャーである飯島三智氏を呼び出し、「ジャニーズに派閥争いがあるのは本当か」「SMAPを連れて事務所を出なさい」と叱責。その結果、飯島氏がジャニーズを退社し、SMAPも他の事務所へ移籍する話が纏まりかけていたが、最終的に頓挫したと報じられている。

 そのような背景があるため、SMAPファンにとって「メリー藤島」の名前は「解散騒動の大元」として記憶されており、ネガティブなイメージを持つ人も多い。

 また期せずして、メリーさんが亡くなった8月14日は、2016年にSMAPが解散を正式発表したその日でもあり、「8月14日」はSMAPファンにとっては二つの意味で忘れられない複雑な日になったと言える。