漫画家の藤子不二雄Aさんが、4月7日に88歳で亡くなった。Aさんは1996年に62歳で亡くなった藤子・F・不二雄さんとともに、デビューから1987年まではコンビ作家として活躍した。Aさんの代表作は『忍者ハットリくん』『怪物くん』などであり、Fさんは『ドラえもん』『キテレツ大百科』などが知られる。

 2人の性格は真反対だったと言われる。子ども向けの明るいイメージの作品が多いFさんは、職人肌で気難しい性格の持ち主。一方で、ダーティーなイメージの作品を生み出すAさんは、社交的な性格で楽天家気質であったという。

 この並びは爆笑問題に似ているのではないかと、かつて伊集院光がラジオ番組『深夜の馬鹿力』(TBSラジオ系)で具体的に指摘したことがある。

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 藤子不二雄がコンビとして連載を大量に抱えていた時期に、連載を落としてしまい、出版社から仕事を干されていた時期がある。Fさんはふさぎ込んでいたが、Aさんは時間が出来たと草野球を楽しんでいたようだ。

 同じようなエピソードが爆笑問題にも存在する。爆笑問題は1990年代初頭に太田プロダクションからデビューするも、一方的に独立し、仕事を干されていた時期がある。ある時、伊集院ら若手芸人が集まる草野球の場に、田中裕二が来ることになった。さぞかしナーバスになっているかと思いきや、田中は「毎日野球が出来て楽しい」とあっけらかんとした様子だったという。この時期の太田は、家に引きこもりファミコンをしていたというから、確かに状況は似ているだろう。

 さらに伊集院は、Fさんが体が細くてガリガリ、Aさんが背が低い身体的な特徴も爆笑問題との類似しているのではと指摘。また、職人気質で編集者からの注文を受け付けないFさんと、臨機応変に対応するAさんという仕事への向き合い方も爆笑問題に似ているのではと話していた。

 藤子不二雄の両氏も爆笑問題も、それぞれの分野ではトップクラスのプロフェショナルと言えるだけに、意外な共通点もあるのかもしれない。