NHKの職員有志が10日発売の月刊誌「文藝春秋 6月号」(文芸春秋)で、『前田会長よ、NHKを壊すな』と題したレポートを発表した。

 NHKといえば、前田晃伸会長が2020年1月の就任以来、「スリムで強靭なNHK」をキーワードに改革を推し進めて来たが、同誌でそれに異を唱えたのが30代から50代後半の十数名の職員有志で、所属は番組制作局、報道局など多岐にわたる。

 有志たちは、前田会長の改革の中身を「強権的で杜撰」と批判。「公共放送であるNHKは、決して国のものではなく、職員、前田会長の所有物でもありません。このまま前田会長による身勝手な改革を進めれば、NHKは必ず崩壊します」と指摘している。

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 「前田会長の任期は来年1月までだが、『紅白歌合戦』も打ち切りになる方向で進められている。一度、打ち切りにしたものを復活させるのは難しいが、むしろ、特定の担当者だけが〝権力〟をもって利権をほしいままにしたり、特定の芸能プロダクションやレコード会社との癒着がなくなるので、局内が〝浄化〟されるという見方もできる」(NHK関係者)

 そんな中、NHKは11日、2024年に放送予定の大河ドラマ「光る君へ」の主演が女優の吉高由里子に決定したことを発表した。

 吉高は2014年前期の連続テレビ小説「花子とアン」でヒロインの村岡花子を演じた。NHKの看板番組である「朝ドラ」のヒロイン&「大河ドラマ」の主演を務める4人目となり、過去には松嶋菜々子、宮崎あおい、井上真央が両方の主演を務めたが、この人選には異論が巻き起こりそうだというのだ。

 「吉高の事務所といえば、すでに福山雅治、上野樹里、吉沢亮が大河の主演を務め、毎年の紅白では出場歌手選考の枠でかなり優遇されている。ドラマ班も音楽班も事務所と太いパイプを維持して、それなりの利権を得ているはず」(芸能事務所関係者)

 それでも、それなりの視聴率を獲得できれば問題なさそうだが……。