長澤まさみ主演の月9ドラマ『コンフィデンスマンJP』の第3話の平均視聴率が9.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回より1.4ポイント回復した。

 脚本には映画『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズをはじめ、ドラマ『リーガル・ハイ』、『デート〜恋とはどんなものかしら〜』など数々のヒット作を手掛けてきた古沢良太を迎えた。脇を固めるのも東出昌大、小日向文世といった豪華俳優。「コンゲーム」(信用詐欺)をテーマに、ダー子(長澤)、ボクちゃん(東出)、リチャード(小日向)のコンフィデンスマン(信用詐欺師)3人の姿を描いた。さまざまな業界のトップの人間から大金をだまし取る“勧善懲悪”型のストーリーとなっている。

 第3話は石黒賢がゲスト。女癖が悪い上、自身の元に持ち込まれた美術品の鑑定を偽って安く買い上げ、裏社会の人間に高く売りつけるという方法で大儲けしている美術評論家・城ケ崎善三(石黒)を3人はターゲットにした。城ケ崎にもてあそばれた美大生に同情したボクちゃんが、リチャードとダー子と組んで城ケ崎をだますストーリーだった。

 第1話では「裏社会のボス」、第2話では「リゾート王」から巨額の資産を奪うストーリー。ネット上で好意的な反響が生まれたが、第3話は特に盛り上がった。「月曜日だからこそ、展開が同じでも小ネタ満載で考えずに見れるこのドラマは最高」「いつもだまされてるから、どこでだまされてもおかしくない。それがなんだかクセになってきた」「今週も痛快だった!芸術という得体のしれない価値観にザックリ切り込んで、良いとこついてたよ」などと、脚本を絶賛する声が集まっている。

 中でも視聴者にウケているのはドラマ内の細やかな小ネタだという。

 「ドラマ内で城ケ崎が無名画家の絵を『3.5億、3億5千万で私に売ってください』と宣言するシーンがありました。それはまさにダー子たちが仕掛けたワナ。カメラシーンが切り替わると、ダー子のニヤリとした顔が映し出されましたが、次の瞬間『35』という数字にかけたのか、ダー子はブルゾンちえみの“35億ネタ”のように肩を動かした。ネット上は大盛り上がりを見せました。その後、CMに入ったのですが、そのCMはブルゾンが出演するドコモCM。CMを含めた演出に『一瞬も見逃せない!』とさらに評価が高まりました」(ドラマライター)

 また、台湾ドラマでの主演経験から中国語を話せるはずの長澤が、うさん臭い中国人バイヤーを演じ、オランダ生まれのフェルメールの贋作を描いた長澤がなぜかメキシコの女流画家フリーダ・カーロの格好をしているなど、笑いどころが随所に落とされている。

 一度落ちた視聴率を復活させるのは難しいと言われているものの、こうした細かなネタが生きて視聴率回復につながったのだろう。次回はどんな展開になるのか楽しみにしたい。