一度有名になったことで、その人気が続くとは限らないのが芸能界。多くの“元”有名人たちが、消えていくと言われているが、なだぎ武もその一人といえよう。

 なだぎは、米ドラマ「ビバリーヒルズ高校白書」の登場人物であるディラン・マッケイになりきるコントがウケ、一時は元彼女である友近とともに、ディラン&キャサリンとしてテレビに引っ張りだこだった。

 だが、友近は今でもテレビで見かけることは多いものの、なだぎの露出はほぼない。一体何をしているのだろうか。

 「なだぎさんは、現在は活動の場を舞台に移して活躍中ですよ。2009年に演出家の宮本亜門さんの舞台に出演したことで舞台の仕事が増え始め、今ではコンスタントに出演のオファーが来るようです。豪華出演陣にも引けをとらない演じっぷりで、関係者も『演技を緻密に計算しているのが分かる』と評価しています」(芸能関係者)

 ディランのキャラから舞台俳優とはかけ離れた感じもするが、そもそも、なだぎが演技の道に進んだきっかけは、“ディランのキャラを封印”したことから始まる。

 「もともと、なだぎさんは自分の素を出すより、コントなどで何かになりきって演じることが好きだったんです。しかし、ずっと同じキャラでは飽きられることを恐れ、キャラを封印してしまった。ですが、トーク力はそこまでなく、そこで生き残ることができなかったんですね。なだぎさん自身も努力はしたようですが『コントの中のキャラクターをやりたい』という葛藤があったと言います」(前出・関係者)

 確かに、外国人キャラだったなだぎに対抗するかのように、リアルな外国人でトークも立つ厚切りジェイソンが出てきて、なだぎの影が薄くなってしまったのも事実。さらに、千原せいじが「トークの中でお互いの個性を生かせない」となだぎを共演NGにしたという噂があるなど、共演者との相性の問題もあったようだ。

 ただ、なだぎはお笑いから完全に離れてしまったわけではなく、劇場などの出演はいまだにある様子。ちなみに舞台に力を入れ始めたのは友近と破局をしたからという報道もあったが、現在でも友近とは良好な関係なようだ。