とんだ災難に見舞われてしまった。

 2017年のドラフトで1位指名を受け、鳴り物入りで日本ハムに入団した清宮幸太郎。チームでは、2013年の大谷翔平(現エンゼルス)以来となる高卒新人での開幕一軍入りを視野に、ここまで春季キャンプやオープン戦をこなしてきた。

 しかし、今月13日、広島に遠征していた日本ハムは体調不良のため清宮がチームから離脱することを発表。この時点では体調不良の原因は不明であったため、続報には注目が集まっていた。

 その後の公式発表によると、帰京した清宮は都内の病院へ。そこで精密検査を受けた結果、腹腔内に炎症が見られる「限局性腹膜炎」と診断されたという。これにより、清宮は当面の間コンディション回復に努めることになり、14日の広島東洋カープとのオープン戦は欠場する運びとなった。また、今後のオープン戦への帯同やここまで目指してきた開幕一軍入りも厳しい見通しとなっている。

 シーズン開幕を前に、思わぬ事態に陥ってしまった清宮だが、ここまでの状況を考えるとそれもうなずける。ゴールデンルーキーの一挙手一投足を追うため、春季キャンプの初日からグラウンドには多くのメディアが殺到。注目度が日々高まる中での練習に、少なからずストレスを感じていたということは想像に難くない。事実、清宮は春季キャンプ中の2月22日に軽度の「急性胃腸炎」で練習を早退している。

 今回の体調不良に関しても、主な原因と考えられるのはストレス。チームを離脱するまで清宮はオープン戦7試合に出場しているが、15打数無安打・8三振と期待に応えるような成績を残せてはいなかった。納得のできないプレーが続く状況に悩み、ストレスを溜めこんでしまった結果、体が悲鳴をあげてしまったのだろう。

 ただ、世間から大きな期待や注目を集めるということはスター選手にとっての宿命でもある。プロ野球選手として大成するため、今後の清宮には、ストレスや重圧に負けない強固なメンタルを作り上げていくことも求められそうだ。