ベイスターズの新加入外国人ピッチャー、マイケル・ピープルズが3日のイーグルス戦で先発し、オープン戦デビューした。

 この日は3回を投げ被安打6、与四死球2、3失点と精彩を欠いたが、前回登板から12日も間隔が空いた上に、慣れない日本の柔らかいマウンドをしきりに気にする場面も見られたことからも、次回の巻き返しを望みたいところだ。

 ピープルズは、ベイスターズでは一番の長身国吉佑樹と同じ196センチの右腕。2012年にアメリカでマイナー契約し、翌年からは主にスターターを任され、昨年はAAAで22試合に先発し10勝6敗、防御率3.98の成績を残した。ストロングポイントは「長い回を投げられること」と自ら話している通り、昨シーズン144回2/3を投げ抜いた実績もあるだけに、先発ローテーション入りし、イニングを稼いでくれることを期待されている。

 過去のベイスターズの外国人先発ピッチャーの成績と言えば、勝利数では2014年から3年間在籍したギジェルモ・モスコーソの17勝が最多。続く2017年入団のジョー・ウィーランドは球団史上初の10勝を挙げ、2年間在籍で通算14勝を記録した。上記2名のほか、活躍したイメージがあるのは、2001年入団のシェーン・バワーズ、2002年のクリス・ホルト、同年のドミンゴ・グスマン、2004年のセドリック・バワーズ、同年のスコット・マレン、2008年のマイク・ウッド、2009年のスティーブン・ランドルフ、同年のレス・ウォーランドらが思い浮かぶが、暗黒時代だったことを加味したとしても、決して大活躍はしていない。どちらかと言えば、期待外れの場合が多く、近いところで2017年のフィル・クラインは、1億5000万円の大型契約を結び、大きな期待を抱かせたが、僅か2勝に終わった。

 最近はスペンサー・パットンやエドウィン・エスコバーら、リリーフピッチャーを獲得し、貴重な戦力として機能させているベイスターズ。キャンプの練習時にも、投手陣から「ピーちゃん」との愛称で呼ばれ、すっかりチームに溶け込んでいるピープルズは、久々の“稼げる”先発として日本で輝くことができるのか。次回登板に注目してみたい。

取材・文 ・ 写真/萩原孝弘