新日本プロレスは、今年に続いて来年も1月4日、5日と年間最大のビッグマッチ『レッスルキングダム15 in 東京ドーム』を東京・東京ドーム2連戦で開催する。

 4日のメインイベントでは、IWGPヘビー級&IWGPインターコンチネンタル二冠王者の内藤哲也に、『G1クライマックス30』覇者の飯伏幸太が挑戦する。『G1』に優勝した飯伏は1.4東京ドーム大会でのIWGPヘビー級王座挑戦権利証を手に入れたが、11.7大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)大会で、ジェイ・ホワイトの反則フォールで敗れたため、挑戦権利証を強奪されてしまった。怒り心頭の飯伏はその日のメインイベントで、EVILの挑戦を退けた内藤の前に現れたジェイを追い回すほど「あきらめない」と憤りを隠せなかったが、ジェイが「4日は休みたいから5日に挑戦する」と理不尽な要求をしたことから、事態は変わることに。

 会見を行った内藤は「東京ドーム大会が2日間開催されるなら、俺は2日間とも試合がしたいな。2日間ともメインイベントでタイトルマッチがしたいな。なので、1月4日は俺が指名する選手と防衛戦をやらせてもらいますよ。ジェイ・ホワイトの希望通り、ジェイ・ホワイトの挑戦は1月5日で決定なわけだから、彼も文句はないでしょう。2日間連続でのタイトルマッチ、身体はしんどいでしょうね。しんどいと思いますよ。でも、今の俺は今しか見せることができないんでね。やっぱ、俺は2日間ともタイトルマッチを行いたい。いや、行いますよ」とした上で、「1月4日……俺の指名する対戦相手は……飯伏幸太。確かに彼は昨日、権利証を懸けたジェイ・ホワイトとのシングルマッチに敗れ、権利証を失った。そんな彼に東京ドームで俺とタイトルマッチを闘う資格はないでしょう。ないと思いますよ。でも、俺も参加していた『G1クライマックス』に優勝し、連覇を達成した姿を見て、俺は悔しかったっすね。悔しかったよ。そんな悔しい気持ちを抱いたまま、1月5日東京ドーム大会のメインイベント、ジェイ・ホワイトの前に立つのは俺自身納得がいかないなと。1月4日、飯伏を倒した上で、1月5日、ジェイ・ホワイトの前に立っても遅くはないでしょう。だって、今一番対戦したい相手はジェイ・ホワイトには申し訳ないけど、飯伏幸太なんでね。だから、1月4日は飯伏幸太とのシングルマッチを俺は希望しますよ」と次期挑戦者に飯伏を逆指名。新日本もこれを認めたため、1.4ドーム大会で内藤と飯伏が対戦し、その勝者が1.5ドーム大会でジェイの挑戦を受けることが決定した。

 飯伏にチャンスを与えた内藤だが、内藤対EVILの試合中にジェイが介入した際、飯伏がジェイを排除したこともあり、借りを返したかったのかもしれない。もちろん防衛する自信もあるのだろう。内藤は二冠王者になって、2本のベルトを別々に防衛したいというプランを明らかにしているが、これを達成せずにベルトを明け渡すわけにはいかない。また、今年の1.5ドーム大会では、エンディングをKENTAに妨害されてしまい、「大合唱」を出来なかったという思いもある。

 一方の飯伏は昨年から二冠王者への思いを口にしており、『G1』を2連覇したのも二冠王者になるためと言っても過言じゃないだろう。「僕は逃げない!負けない!諦めない!そして裏切らなかった。僕は本当の神になる!」と言い続けて来た飯伏が「神」になるために、IWGP二冠王は叶えなければならないこと。連敗中のジェイにも東京ドームでキッチリとリベンジしたい。飯伏にとっても負けられない闘いなのだ。

 来年1月5日、メインイベントで最後にIWGP二冠王者としてベルトを持って入場するのは、内藤か?飯伏か?死闘を繰り広げれば繰り広げるほどジェイが有利になるのは、今年、1.4で飯伏との死闘を制したオカダ・カズチカが、1.5で内藤に敗れたことからも証明されており、そんなジェイの計算もこの一戦には隠されている。奇跡的にチャンスを掴んだ飯伏が初のIWGP奪取なるか?

(どら増田)