新日本プロレスは、新シリーズ『Road to WRESTLE GRAND SLAM』東京・後楽園ホール大会3連戦の初日を24日に開催した。

 後楽園3連戦初日のセミファイナルでは、飯伏幸太がマスター・ワトとタッグを結成し、ユナイテッド・エンパイアのジェフ・コブ&グレート-O-カーン組と対峙した。

 飯伏は4.4東京・両国国技館大会でウィル・オスプレイとの死闘に敗れ、IWGP世界ヘビー級王座から陥落。その試合後、コブが飯伏に追い打ちのツアー・オブ・ジ・アイランドを見舞い、両者の遺恨が勃発している。続いて、両者は先シリーズの4.29鹿児島アリーナ大会でのタッグ戦で対決(棚橋弘至&飯伏 対 コブ&トーア・ヘナーレ)。飯伏はヘナーレをカミゴェで沈めると、試合後にコブにシングルマッチを要求したことから、両者の決着戦の機運が高まっている。

 試合は一騎打ちの機運高まる飯伏とコブが、互いを強く意識し、ハイレベルな攻防を繰り広げる。ワトも爪痕を残すべく、鋭い打撃で見せ場を作る。だが、最後はコブが飯伏に見せつけるような“コブゴェ”でワトの動きを止めると、豪快なツアー・オブ・ジ・アイランドにつないで圧殺。カウント3を奪取した。試合後、飯伏とコブはお互いのニーパットを外し挑発合戦を繰り広げるなど、両者のシングルマッチ実現まではさまざまな駆け引きが行われそうだ。

 バックステージでコブは「俺のコブゴェはどうだ?いいだろう?イブシ、イブシ、イブシ、イブシ……2日前にも言ったが俺たちのシングルマッチへのカウントダウンはもう始まってるんだ。ホンマとワトやタナハシの後ろに隠れてはいられないぞ。お前が誰とチームを組んで現れようと結果は同じだ。今日、本当はお前にツアー・オブ・ジ・アイランドをかけてやりたかった。そしたらお前はまた怪我して休んでたことだろう。そうなったらお前の故郷(鹿児島)で復帰がお決まりのストーリーだろ。イブシ、あまり俺と“ユナイテッド・エンパイア”を甘く見ない方がいいぞ。今は少し不調だが、俺たちは変わらず危険だ。大声で叫んでコメントする必要はない。俺は落ち着いた性格だ。だけど、お前を潰すとなると話は別だ。(腕時計を指すようにトン、トン、トンと指を落として)砂時計の砂が落ち切るまであともう少しだ……」と不気味な予告。

 飯伏は「少しずつ、少しずつ。少しずつ……取り戻して、いきます。少しずつー、取り戻していきます!今日、ハッキリと、自分の目の前でカミゴェをやってきた。いいじゃないですか。いいじゃないですかドンドン使えば。やってやりますよ、俺も」とコブへの気持ちを燃やしているようだった。

◆新日本プロレス◆
『Road to WRESTLE GRAND SLAM』
2021年5月24日
東京・後楽園ホール
観衆 280人

▼タッグマッチ(30分1本勝負)
飯伏幸太&●マスター・ワト(14分11秒 片エビ固め)ジェフ・コブ○&グレート-O-カーン
※ツアー・オブ・ジ・アイランド

(どら増田)