「鯱の大祭典」「大名古屋展2021」合同オンライン記者発表会が1日に開催され、名古屋市の河村たかし市長とサッカーJ1リーグ・名古屋グランパスの柿谷曜一朗選手、武田洋平選手が出席した。

 「どえりゃー真面目な雰囲気のところに異様な男がまいりました」と前置きしてあいさつに立った河村市長。今回、「鯱の大祭典」と「大名古屋展2021」の連動企画として、伝統工芸の絞り染め「有松絞り」をコンセプトにしたスペシャルユニフォームを製作する。

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 400年前に名古屋城を築城した時、九州豊後地方(大分県)の職人が伝えた有松絞り。名古屋市内の有松地域には昔の街並みが残っており、河村市長は「文化庁も言ってましたけど、昔の東海道のうち都会でこんだけ長い距離が残っているのは日本で1カ所だけ」と胸を張った。尾張藩が有松地域の税を優遇したことを挙げて「日本中で減税しとるのどこか知っとる? 誰もほめてくれへんけど名古屋です」と自身の政策もアピールした。

 枠にはまらないトークは地元グランパスにも及んだ。「この間まで2部(J2)に落ちるかと心配ばかりでしたけど、これはこれでなかなかスリルあったです」とチームの歩みを振り返った。現在リーグ2位につけているグランパス。「川崎(フロンターレ)がどえらい威張っとるけど、なんとかならんかね」とぼやき、堅守を掲げるフィッカデンティ監督の名前が歯を強くするフッ素と似ていると指摘してから、「今年は下へ落ちる心配はねえやね。やっぱり下に落ちると名古屋自体ががっくりくるでね」と独特の言い回しでエールを送った。

 終始、上機嫌だった河村市長。「マスクしとると、どえらいべっぴんに見える」と女性司会者へのきわどい発言も飛び出す中、最後は「OK、サンキューベリーマッチ!アイラブユー!」と笑顔で河村劇場を締めくくった。

 元日本代表の柿谷選手は、武士の鎧を模した「鎧段絞り」をコンセプトにしたユニフォームのデザインを「めちゃくちゃ気に入ってます」と絶賛。「普通に道を歩いていて『次の試合頑張って』とすごく言われる」とサポーターの応援に感謝しつつ、「みんないろいろなところで戦っている中で、自分たちも全力で戦っている姿を届けたい」と決意を新たにした。

(取材・文:石河コウヘイ)