プロ野球オールスター戦、侍ジャパンが野球日本代表として出場し、金メダルを獲得したオリンピックが終わり、プロ野球は13日から後半戦に突入した。この間、オリックスは本拠地である大阪・京セラドーム大阪でエキシビションマッチを9試合開催。4勝4敗1分と5割の成績で、一軍から育成までの選手を起用して、後半戦の戦力を見極めて来た。エキシビションマッチ終盤に中嶋聡監督は「気持ちの整理と狙い球の整理をしっかりやっていきたい」と話していたが、優勝争いが本格化する後半戦に向けて、一軍の選手を夏バテ防止のため、ファームの野外で行われた試合に出すなど、このオリンピックブレイクを有意義に使っていたように見える。

【オリックス 8.13〜15戦績】
対 千葉ロッテ
千葉・ZOZOマリンスタジアム

8月13日
○オリックス(宮城)6-3(二木)千葉ロッテ●

14日
●オリックス(田嶋)2-4(美馬)千葉ロッテ○

15日
○オリックス(山崎福)5-3(佐々木朗)千葉ロッテ●

※16日現在、90試合44勝35敗11分のパ・リーグ首位。2位の東北楽天と1.5ゲーム差。残り53試合。
後半戦の頭は、昨年から苦手なイメージがある千葉ロッテとZOZOマリンスタジアムに乗り込んでの3連戦となった。

 初戦は今シーズン、プロ2年目にして大きく飛躍した宮城大弥が、先発6回を投げ、被安打6、奪三振2、失点2と好投。「立ち上がりはとても緊張していましたが、ラオウ(杉本裕太郎)さんが初回に1発を打ってくれて、勇気をもらいました。序盤は悪くなかったと思いますが、連打や、長打で失点してしまったことや、いいところに投げてもバットに当てられてしまったことは反省しなければいけませんし、もっと工夫しながら次に向けて調整していきたいと思います」と宮城は振り返っていたが、打線の援護もあり、宮城は両リーグ一番乗りの10勝目をマーク。高卒2年目の二桁勝利はとても価値がある(しかも1敗しかしていない)だけに、今後どこまで勝ち星を伸ばしていくのか楽しみだ。

 2戦目は、前半戦終盤からエキシビションマッチに続いて、後半戦も一軍の切符を手に入れたドラフト3位の高卒ルーキー来田凉斗が、2回無死1,2塁から「打ったのは真っすぐだと思います。T(-岡田)さん、安達(了一)さんとつないできてくれたチャンスでしたし、なんとか最低限ランナーを進めようと思って打席に入っていました。アウトコースのボールに対して、しっかりと捉えることが出来ましたし、先制点になってくれてよかったです!」とレフトへ先制タイムリーを放つなど、2点のリードを奪うが、その直後に先発の田嶋大樹が捕まり、逆転を許してしまう。田嶋は先発5回1/3を投げ、被安打8、奪三振5、失点4で降板。「2回のところがすべてだと思います。点を取ってもらった直後に大量失点してしまったことを反省しなければいけませんし、そういった部分を修正していかなければいけないと思います」と悔しさを滲ませていた。

 1勝1敗で迎えた3戦目は、悪天候の中、2回無死1塁から、アダム・ジョーンズが、レフトスタンドへ飛び込む3号先制2ランHRを放つ。「打ったのはストレート。いいボールが来たら、積極的に打ちにいこうと思っていたし、しっかりとミスショットすることなく打ててよかったよ!ありがとう岡本バット」とジョーンズは巨人の岡本和真にもらったバットで打ったことを明らかにした。先発の山崎福也は、5回を投げ、被安打6、奪三振5、失点3と苦しみながらも勝ち星をゲット。「立ち上がりは悪くなかったと思いますが、やはりホームランを打たれてしまったところだと思います。追い込んでからの決め球もそうですし、勝負球となるところで、もっと意識してコントロールしなければいけませんし、1発というのは防がなければいけませんでした」と反省していたが、杉本が6回1死満塁からレフトへ逆転となる2点タイムリーツーベースを放ったのが大きかった。杉本は「打ったのはシュートです。チャンスの場面でしたし、打席に入る前に(山﨑)福也から「ラオウ、点取って」とお願いされていたので、なんとか打ててよかったです!」と笑顔。ロッテキラーとしての存在感も見せつけている。

 17日からは、最下位の北海道日本ハムと兵庫・ほっともっとフィールド神戸で2連戦。オリックスは日本ハムにも負け越しており、ここはひっくり返したいところ。17日は山崎颯一郎が予告先発としてアナウンスされているが、日本ハムはオリンピックで活躍した伊藤大海が金メダルの勢いで、オリックス打線と対峙する。上位打線が後半戦も好調なだけに期待したい。

(どら増田 / 写真・Rinco)