新日本プロレスは3日、愛知・愛知県体育館(ドルフィンズアリーナ)で『G1クライマックス31』第9戦を開催。今大会ではAブロック公式戦(5日目)が開催された。

 メインイベントでは、飯伏幸太(2勝2敗)とIWGP世界ヘビー級王者の鷹木信悟(3勝1敗)による同級生対決がついに実現。7.25東京ドーム大会で予定されていた両者によるタイトルマッチが、飯伏の欠場で流れた経緯があることから、今大会は注目されていた。

 「俺たちにしか出来ない潰し合いをしようぜ!」と話していた両者は、序盤から緊張感溢れる激しくピリピリとした攻防を展開。互いに一歩も譲らず、気持ちの入った熱ある闘いに。終盤、飯伏はカミゴェを叩き込むも、鷹木はカウント3でキックアウト。そして、追撃のカミゴェをラスト・オブ・ザ・ドラゴンで切り返そうとするが、飯伏は回避してリバースフランケンシュタイナー。ここから飯伏はジャンピングニー、リバースのカミゴェとつなぎ、最後は気持ちのこもった渾身のカミゴェでカウント3。IWGP世界ヘビー級王者から大きな1勝を得た飯伏は、試合後に「鷹木、この1勝はデカいぞ。次、そのベルト、返してもらおうか」とアピール。G1の結果にかかわらず、鷹木は飯伏を避けられなくなったのは事実だ。

 バックステージで飯伏は両手をヒザに置いたまま、ゆっくり歩いてコメントスペースにやってく来る。たどり着くと崩れるようにフロアに倒れ込むが、ヒジをついて少し体を起こした感じで、「いやあ……すごい……。今の、IWGP 世界ヘビー級の、チャンピオンの力でございました……。まだまだまだまだ、まだまだまだ……。この『G1』に優勝して、必ずまた(IWGP 世界ヘビー級王座に)たどり着いてみせますよ……」と語り、そのままゆっくり這って控室へ向かっていく。

 鷹木はコメントスペースにたどり着くと両ヒザ、両手をフロアにつき、顔を上げて遠くを見つめるような姿勢で、「チキショー……(と小声でつぶやく)。内藤も欠場して、今日、この A ブロックで一番!負けたくない試合だった。そう、負けちゃいけねえんだ、俺は……。チキショー……。オイ、飯伏、ベルトどうこう言ってるけどお前、ちょっと気持ち!ねえんじゃねえか?まだ、『G1』は終わってねえんだ、コノヤロー!それよりかまず、次の試合だ。まだ、半分残ってんだ。こっから這い上がるよ。チキショー……。いやあ、わけわかんねえよ。ドームで棚橋のカミゴェ食らったけど、なんとなくイメージしたが、やっぱ本家のは半端ねえな。ああ、クソッ……。(ゆっくり立ち上がりながら)だが俺も!このまま引き下がるわけにはいかねえ。俺はベルトどうこうじゃねえよ!まだ『G1』は終わってねえんだ。自分のために、勝ってみせる。(控室に歩を進めながら)まだまだ。まだまだ……」と強がった。

 三連覇を達成する意味でも、飯伏にとって大きな1勝になったのは間違いない。

(どら増田)