新日本プロレスは5日、東京ドーム2連戦『レッスルキングダム16 in 東京ドーム』2戦目を開催した。

 セミファイナルではIWGP USヘビー級選手権試合、王者KENTAに棚橋弘至が挑戦。ルールはKENTAの「ノーDQマッチならやってもいい」という条件を棚橋が受諾したため、反則とリングアウト裁定がないノーDQマッチに。棚橋は4日に行われた前哨戦で、KENTAから竹刀を取り上げるとKENTA相手に振り回すというキラーモードになり、反則負けとなっている。

 試合は棚橋が竹刀を使うも、KENTAはゴミ箱の蓋やラダーを使って、棚橋を痛めつけていく。KENTAの自爆を誘った棚橋は、苦悶の表情を浮かべながら、ゴミ箱でKENTAを殴打すると、ゴミ箱を頭に被せてイスをフルスイング。そして、リング下からギターを取り出して、KENTAの頭にぶち抜いた。さらに、リング下からテーブルを出した棚橋は場外にセッティング。突っ込んで来たKENTAにドラゴンスクリューからテキサスクローバーを狙うも、KENTAはブリーフケースで殴打。

 KENTAは場外に棚橋を出して、テーブルの上に乗せて、トップロープに登るが、棚橋が立ち上がり、コーナーでの攻防に。これを凌いだ棚橋はリングの下からイスを何脚もリングに入れて、イスの山盛りの上にスリングブレイドから、ハイフライフローを狙うがこれはかわされてしまう。コーナーにもたれる棚橋にイスを被せたKENTAは串刺しのドロップキック。しかし、棚橋はツイスト&シャウトで反撃。

 テーブルをリングの中に入れてセットすると、KENTAを乗せてハイフライフローを狙うが、KENTAが起き上がりテーブルを目掛けて雪崩式のファルコンアローで、テーブルは真っ二つに割れる。KENTAはリング下から、新しいテーブルと高いラダーをリング内へ。5mのラダーをセットするKENTAは、さらにテーブルもセット。テーブルに棚橋を寝かせるとラダーを登る。下から揺らしてKENTAを落下させる棚橋は逆にKENTAをテーブルに寝かせて、ラダーを登り、スーパーハイフライフロー。これが見事に決まりカウント3。棚橋がUS王座を奪還に成功している。

 凄い試合を制した棚橋だったが、「今あるのは虚無感…ベルトは返って来たけど、どこからスタートしたらいいのか分からないです」とモヤモヤが止まらない様子。最後は「こってこての60分フルタイムドローの試合がやりたいよ」と涙声で言葉を振り絞っていた。

◆新日本プロレス◆
『レッスルキングダム16 in 東京ドーム』
2022年1月5日
東京・東京ドーム
観衆 6379人

▼IWGP USヘビー級選手権試合 ノーDQマッチ(60分1本勝負)
<第11王者>●KENTA(22分40秒 片エビ固め)棚橋弘至○<挑戦者>
※ラダーからのハイフライフロー
※KENTAが初防衛に失敗。棚橋が第12代王者となる。

(どら増田)