昨季までメジャーで「1102試合・.246・109本・426打点」といった通算成績をマークし、今季からソフトバンクでプレーしている助っ人・ガルビス。27日に報じられた藤本博史監督のコメントがネット上で物議を醸している。

 今季のガルビスは27日・西武戦時点で21試合に起用されるも、打撃成績は「.134・1本・4打点」とサッパリ。「8番・三塁」で先発起用された27日も、「3打数無安打・2三振」と全くいいところがなかった。

 ただ、試合後の報道によると、藤本監督は不振が続くガルビスについて「必ず状態は上がってくると思うけど、今はちょっとね。使わなかったら余計に悪くなるだろうし」とコメント。ベンチスタート起用だとますます状態が悪くなるとして、今後もスタメン起用を継続しながら復調を待つ方針を口にしたという。

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 この藤本監督のコメントを受け、ネット上には「開幕から1か月しか経ってないしまだ見限るのは早いな」、「守備は今のところ上々(27日終了時点で無失策)だから我慢するのは理解できる」、「助っ人選手は序列下げると不貞腐れるケースもあるし、そうなるよりはスタメン続ける方が無難かな」と同調の声が寄せられた。

 一方、「誰がどう見ても不振の選手をなぜえこひいきするのか」、「他の三塁手を差し置いてまでガルビスを重用するのはおかしくないか?」、「ここまで固執してるようだと、何か裏事情があるような気すらしてくるな」と、なぜガルビスの復調にこだわるのかと疑問を呈するコメントも多数見られた。

 「ソフトバンクは現在ガルビス、松田宣浩(.195・0本・3打点)、野村勇(.262・3本・7打点)といった三塁手が一軍に同行していますが、三塁スタメン数はガルビスが19試合、松田、野村がそれぞれ3試合と、一番状態の悪いガルビスが最も出場機会をもらっています。そのため、ファンの間では藤本監督の起用方針はただのえこひいきで筋が通っていないという反発の声に加えて、そうせざるを得ない事情があるのではと疑う声も少なからず挙がっています。球界ではガルビスのような実績豊富な助っ人が不振の際に、首脳陣が一軍で出場機会を与え続けて復調を促すやり方を採用することはさほど珍しくはありません。ですが、表に出ていない要因があるのではと、うがった見方をするファンも一定数いるようで、中にはチームがガルビスと結んだ2年総額740万ドル(約8億4000万円)という契約の中に『一軍起用○○試合確約』、『二軍降格拒否権』といった起用に関する特別な条項が盛り込まれているためではという飛躍した見方も散見されます」(野球ライター)

 今後のガルビスの成績次第では、ライバル三塁手たちの士気に関わる可能性もあり得る藤本監督の起用方針。立場を維持した上で復調を待つというやり方は果たして吉と出るのだろうか。

文 / 柴田雅人