2日に行われた二軍・ソフトバンク対中日戦。「7-5」でソフトバンクが勝利したが、試合結果以上に話題となったのがソフトバンクのプロ5年目・22歳のリチャードの退場だった。

 「4-1」とソフトバンク3点リードの5回表無死一塁。この場面で打席に立っていたリチャードは、中日先発・福島章太が2球目に投じた外角高めのフォークを見逃す。審判はストライクと判定したが、これを受けリチャードは一度打席を外し、三塁側の自軍ベンチの方向を見るなど判定への不満をにじませた。

 その後打席に入り直したリチャードだったが、その際に何らかの侮辱発言があったのか、球審は大声で「退場!」とコール。これを聞いたリチャードは困惑した表情を浮かべながら「は? エグいでしょ、エグいエグいエグいエグい」、「広すぎ(と言っただけ)」と抗議。審判は「だから退場」と冷静に説明したが、リチャードはそれでも納得いかなかったようで「あぁ…(でも)広いね、うん」と吐き捨て苦笑いのままベンチに下がった。

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 判定不服で退場処分を食らったリチャードに対し、ネット上には「判定に噛みついて退場って何やってんだ」、「そこまで明確にゾーン外れてる球でもなかったし全く擁護できない」、「審判への態度が悪すぎる、退場する時も捨て台詞吐くなんて論外」と苦言が相次いだ。

 一方、「もしかしてだけど、沖縄行き逃したことをまだ引きずってるのか?」、「地元凱旋お預けにされたことで気持ちが落ちてる面もあるのかも」、「今日も含めて二軍降格後はほとんど打ててないしなあ」と、背景を推測するコメントも多数見られた。

 「今季のリチャードは開幕一軍入りを果たすも、代打1打席しか出場機会がないまま3月28日に登録抹消。その後5月3日に不振の助っ人・ガルビスとの入れ替えで一軍再昇格しましたが、『.222・0本・2打点』と目立った結果は残せず、地元・沖縄遠征直前の5月16日に再び二軍降格となりました。再降格後のリチャードは6月2日終了時点で『.205・1本・7打点』と打撃不振が続いていますが、ファンの間ではリチャードは沖縄凱旋を逃したショックを拭えずに投げやりな気持ちになっており、それが今回の退場劇につながったのではと推測する声も少なからず挙がっています」(野球ライター)

 リチャード退場を報じる報道では、一軍を率いる藤本博史監督が「俺も(中継を)見とったけど、広いとか言うたんじゃない? 退場と言われたら『エグ〜』とか言うとったみたい。何言うとんやと思ったけど」と呆れ果てたことが伝えられている。ただ、その藤本監督の起用方針も関係しているのではとみているファンも少なからずいるようだ。

文 / 柴田雅人