7月26〜27日のオールスター・ホームランダービーで、ソフトバンクのプロ12年目・33歳の柳田悠岐の打撃投手を務めた日本ハムの5年目・23歳の清宮幸太郎。8月2日に伝えられた新庄剛志監督のコメントがネット上で話題となっている。

 報道によると、新庄監督は対ソフトバンク3連戦(2〜4日)を控える1日に取材に対応。その中で、「『打ってください』という球を、一流プレーヤーが2分間打ちまくって3本とか。なら、試合でもそれで良くね?」、「今度のソフトバンク戦、柳田くんの時、清宮くん(が登板)。で、4タコ。よくないですか?」と、次カードで柳田相手に清宮を登板させる可能性を示唆したという。

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 柳田はホームランダービー中に清宮が投じたスローボールを計35回スイングし、計12本の本塁打をマークしている。新庄監督は打ちごろの球でも約3分の1しかスタンドに運べていない点に着目し、公式戦でも清宮を登板させスローボールを投げさせれば柳田は抑えられるのではと考えたようだ。

 今季の球界では中日・根尾昂の投手転向が大きな話題となっているが、高校時代まで投打二刀流の選手だった根尾とは違い、清宮は中学時代に右肩故障の影響で投手を断念。それ以降は野手一本でプレーしていることもあり、ネット上には「何を言ってるんだ? 真剣勝負の公式戦なら緩い球なんか軽くヒットにされて終わりだろ」、「投手経験ロクに無いのに投げさせてもつるべ打ちに遭うだけだし、万が一怪我でもしたら目も当てられないぞ」と呆れ声が寄せられた。

 ただ、ネット上は反対意見ばかりではなく、中には「冗談か本気か知らんが、本当にやるなら予想外の好結果になるかも」、「超スローボールで打ち損じを誘った伊藤みたいな投球が見れるのでは」と意外にも期待する声が少なからず見られた。

 「一般的にスローボールは球速が低くミートは容易な一方、球に勢いがない分遠くに飛ばすことが難しいとされています。また、力をためてボールを待つ間に余計な力みが生じやすい面もありますので、清宮のスローボールも十分通用する余地があるのではとみているファンも少なからずいるようです。実際、今年の球宴では清宮の同僚である日本ハム・伊藤大海が広島・坂倉将吾、中日・ビシエドに山なりで球速表示も出ないほどの超スローボールを投じ、坂倉を右飛、ビシエドを左飛にそれぞれ打ち取っています」(野球ライター)

 清宮はプロ入りした2018年から2日試合前時点で、公式戦での登板は1試合もナシ。仮に投手起用されればそれだけで大きな話題を呼ぶことは間違いないが、新庄監督が柳田相手に清宮を投入することは果たしてあるのだろうか。

文 / 柴田雅人