世界最大のプロレス団体WWEは日本時間5日、NXTのビッグマッチ『NXTワールズ・コライド』を世界配信した。

 この日はアメリカをメインとしたNXT王座と、ヨーロッパをメインとしたNXT UK王座の統一戦が男女ともに行われた。

 男子ではNXT王者のブロン・ブレイカーと、NXT UK王者のタイラー・ベイトが対戦。ブレイカーがブレーンバスターやスタンディング・ムーンサルトといった大技を決めれば、ベイトはドロップキックからトペ・スイシーダで反撃。凄まじい攻防に会場からは「NXT」チャントが沸き起こる。

 続けて、ベイトはスタンディングシューティングスターやパワーボムを放つと、ブレイカーはトップロープから、スタイナーブルドックやパワーボムで徹底抗戦。試合終盤には、ブレイカーがベイトのタイラードライバーを決めるもカウントは2。ベイトはお返しとばかりにゴリラプレスパワースラムを放つが、ブレイカーはロープエスケイプで難を逃れる。一進一退の攻防が続く中、最後はクローズラインを狙うベイトにブレイカーがカウンターのスピアーを叩き込みカウント3。男子はブレイカーが統一王者となった。

 女子ではNXT UK女子王者で、ゼンダイガールズの所属でもある日本の里村明衣子が、NXT女子王者のマンディ・ローズ、NXT UKで因縁のあるブレア・ダヴェンポート(元スターダムのビー・プレストリー)との3WAYマッチで王座統一戦を行った。里村は2021年6月に同王座を戴冠して以来、無敗の防衛ロードを続けている。

 試合は序盤、里村がマンディ、ブレアに2人掛かりのエルボーやダブルスープレックスで集中砲火を浴びていきなりピンチを招くも、ブレアにヒールキック、マンディにアッパーカットを炸裂。続けて、2人にダブルDDTや側転式ニードロップを決めると、マンディには日本でもフィニッシュホールドとして使っていたデスバレーボムを放つも、ブレアのダブルストンプでカットされてしまう。試合終盤には、マンディを丸め込むブレアに必殺のスコーピオライジングを叩き込むも、すかさずマンディがキス・オブ・ザ・ローズで2人まとめて3カウント。

 里村にとっては「悲願」だった王座統一はならなかったが、インパクトは絶大だったこともあり、今後もNXTアメリカ本隊への参戦があるのか気になるところ。日本人選手が活躍中であるWWEのロウやスマックダウンへの昇格も夢ではない。“世界のレジェンド”里村明衣子の闘いはまだまだ続く。

(どら増田 / 写真©︎2022 WWE, Inc. All Rights Reserved.)