6日試合前時点で「48勝71敗3分」とパ・リーグ最下位に沈む日本ハム。同日に伝えられた新庄剛志監督のコメントがネット上で物議を醸している。

 報道によると、新庄監督は5日に応じた取材の中で「もう少し後になりますが、ポンセの抑えとか、伊藤君の抑えがちょっと面白いかなと。見てみたい」とコメント。現在先発ローテに入っている伊藤大海(22登板・10勝9敗1ホールド・防御率3.14)、ポンセ(12登板・3勝4敗・防御率3.28)を、シーズン最終盤に抑えとして起用する構想があることを明かしたという。

 今季の日本ハムは北山亘基(8セーブ)、堀瑞輝(5セーブ)、石川直也(4セーブ)、宮西尚生・井口和朋・北浦竜次(各1セーブ)と6名がセーブを記録するなど、シーズンを通して抑えを固定できず。新庄監督は本拠地が新球場に移転するシーズンであり、かねて「トップしか考えていない」と勝負をかける意向を公言している来季を見据え、ブルペン外の投手にも抑え適性がないか広く可能性を探りたいようだ。

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 この新庄監督の起用方針を受け、ネット上には「2人とも一応リリーフ経験はあるし意外とハマるかも」といった期待の声が上がったが、中には「無理に抑えに回しても意味が無い、チームが崩壊するだけだ」、「回したはいいけど、先発が試合作れずセーブ機会が無いってオチになりそう」などと否定的なコメントも見られた。

 「新庄監督が白羽の矢を立てた伊藤、ポンセですが、伊藤は侍ジャパン大学代表(2019)で抑え、侍ジャパントップチーム(2021)で中継ぎをそれぞれ務めており、ポンセもピッツバーグ・パイレーツ時代(2020-2021)はリリーフとしてプレー。過去の経験を踏まえると、抑え転向プランが吉と出る可能性は決してゼロではないでしょう。ただ、日本ハムは現在先発防御率がリーグ4位(3.33)と不安定で、ローテも伊藤、ポンセ、上沢直之、加藤貴之と6枠中4枠しか埋まっていない状況。そのような中で伊藤、ポンセを抑えに回せば先発が試合を作る試合が減少し、結果的に伊藤、ポンセにもほとんど登板機会が巡ってこないという展開になるのではと心配しているファンも少なからずいるようです」(野球ライター)

 「あとは投手コーチと本人との話し合い。どれが当てはまるかは分からないから」と、コーチ陣や本人と話し合い実行可否を判断する意向という新庄監督。物議を醸す起用法が実現することは果たしてあるのだろうか。

文 / 柴田雅人