東京女子プロレスの元プリンセス・オブ・プリンセス王者、エース山下実優が現地時間11月13日(日本時間14日)、イギリスの女子プロレス団体EVEのPPVイベント『Wrestle Queendom 5』に出場した。

 同イベントの昼興行(SHOW 1)で、EVE王座への次期挑戦権を懸けてミリー・マッケンジーと対戦。ミリーの足攻めからスピアやジャーマン、ターンバックルへのジャーマンといった怒涛の攻撃に最後まで苦しんだが、一発逆転のSkull Kickで勝利をつかみ挑戦権を奪取すると、同日の夜興行(SHOW 2)では、昼興行でジェッタを下し、EVEの新王者となった前インターナショナル・プリンセス王者のアレックス・ウィンザーに挑戦。山下はアレックスの足攻めに苦しんだが、ラリアットからのGTFを切り抜けると、Skull Kickのカバーはニアロープで阻まれるが、後頭部へのクラッシュ・ラビットヒートから蹴りを挟んでの正調のクラッシュ・ラビットヒートが決まり3カウント。この結果、同団体最高峰のタイトルであるEVE王座を奪取して第20代王座に就いた。同王座を日本人が戴冠するのは、2012年のさくらえみ以来、10年ぶり2人目の快挙だ。

 試合後、山下の前に再びミリーが現れ、「今日は私たち2人とも成功を収めたと言えるけど、今日あなたが私に勝ったのは事実。でも、私の記憶が正しければ、今日が私たちの初対決じゃなかったわよね。(10月に)スペインでは私があなたに勝ったわ。これで対戦成績はイーブン。私がそのEVE王座に挑戦して決着をつけるべきじゃないかしら?」と対戦成績を盾に挑戦表明。山下は「ちょっと疲れてるから待って。キツい試合だったの。ごめんなさい、英語わかんないの。来週、あなた日本に来るよね。このベルトに挑戦したいんでしょ?いいでしょう。来週、日本でこのベルトに挑戦ね」と疲労感を浮かべながらもこれを受諾。これを受けて、東京女子は14日、11.27東京・後楽園ホール大会での山下vsミリーのタイトル戦を発表した。

 バックステージで山下は「今は率直にうれしい気持ちでいっぱいです。だけどミリーもアレックスも本当にハードで、クタクタです。でも、この感覚がまた心地良かったりするので幸せです!日本に東京女子プロレスにEVEベルトを持って帰ることができてうれしいです。そしてチャンスを与えてくれたEVE wrestlingに感謝します」とベルトを日本に持って帰れるのがかなり嬉しかったようで、満面の笑顔。

 22歳のミリーは、東京女子には2019年1月以来、約4年ぶりの参戦。前回の来日時は18歳のルーキーだったが、その後、WWE『NXT UK』と契約して大きく飛躍しており、全力でベルトを獲りに来るのは間違いない。ちなみに日本でのEVE選手権試合は、2012年12月20日、東京・板橋グリーンホールのさくらえみvs松本浩代戦以来、10年ぶりの開催となる。イギリスの女子プロレス団体EVEは日本人レスラー優宇が所属していることでも知られている。

(どら増田)