『第173回芥川賞・直木賞』の候補作が12日、発表されました。直木賞には、6作品がノミネートされました。
直木三十五賞は、新進・中堅作家によるエンターテインメント作品の単行本(長編小説もしくは短編集)のなかから、最も優秀な作品に贈られる賞です。
<第173回直木三十五賞候補作品>
・逢坂冬馬『ブレイクショットの軌跡』
・青柳碧人『乱歩と千畝 RAMPOとSEMPO』
・芦沢央『嘘と隣人』
・塩田武士『踊りつかれて』
・夏木志朋『Nの逸脱』
・柚月裕子『逃亡者は北へ向かう』
■逢坂冬馬『ブレイクショットの軌跡』

逢坂冬馬さん(39)の『ブレイクショットの軌跡』は、人間の多様性と不可解さをテーマに、現代日本社会の諸相と複雑なドラマが展開されていきます。
逢坂さんは2021年、『同志少女よ、敵を撃て』で、アガサ・クリスティー賞を受賞し、デビューしました。同作品が第166回直木賞の候補作にも選ばれていて、今回で2度目のノミネートとなります。
■青柳碧人『乱歩と千畝 RAMPOとSEMPO』

青柳碧人さん(44)の『乱歩と千畝 RAMPOとSEMPO』は、江戸川乱歩と杉原千畝の意外な組み合わせで描く波瀾万丈の友情物語です。
青柳さんは2009年、『浜村渚の計算ノート』で、講談社Birth小説部門を受賞し、同年に同作でデビューしました。直木賞は今回、初のノミネートとなります。
■芦沢央『嘘と隣人』

芦沢央さん(41)の『嘘と隣人』は、リタイアした元刑事の平穏な日常に降りかかる事件の数々を描いたミステリー小説です。
芦沢さんは、2012年に『罪の余白』で野性時代フロンティア文学賞を受賞し、作家デビューしました。『汚れた手をそこで拭かない』が第164回直木賞の候補作に選ばれていて、今回で2度目のノミネートとなります。
■塩田武士『踊りつかれて』

塩田武士さん(46)の『踊りつかれて』のテーマは、「週刊誌の罪 × SNSの罰」。
塩田さんは、2010年に『盤上のアルファ』で第5回小説現代長編新人賞を受賞し、翌年に同作でデビューしました。直木賞は今回、初のノミネートとなります。
■夏木志朋『Nの逸脱』

夏木志朋さん(36)の『Nの逸脱』は、自ら仕掛けたわなが次々と思いがけぬ修羅場を呼び込んでいく隣人たちの3つの物語です。
夏木さんは、2019年、『Bとの邂逅』で第9回ポプラ社小説新人賞を受賞し、同作改題し単行本化した『ニキ』でデビューしました。直木賞は今回、初のノミネートとなります。
■柚月裕子『逃亡者は北へ向かう』

柚月裕子(57)さんの『逃亡者は北へ向かう』は、震災直後の東北を舞台に、殺人を犯して逃亡する青年と追う刑事の人生を描くサスペンスです。
柚月さんは、2008年の『臨床真理』で第7回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、翌年同作品でデビューしました。これまで『孤狼の血』と『ミカエルの鼓動』が直木賞の候補作に選ばれていて、今回で3度目のノミネートとなります。


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