ビジャレアルは現地時間10日、久保建英の保有権を持つレアル・マドリーからの期限付き移籍を正式に発表した。

 2019-20シーズン、マジョルカに期限付き移籍した久保はリーグ戦35試合出場4ゴール4アシストの成績を残した。チームこそ降格の憂き目にあったものの、「UEFA.com」のスペイン版が“ラ・リーガで今季ブレイクしたベストイレブン”にアンス・ファティやマルティン・ウーデゴールらとともに久保を選出するなど評価を高めた。

 全日程終了後は各メディアが移籍候補としてスペイン国内外の有力クラブの名前を挙げて移籍市場をにぎわせたが、最終的にはウナイ・エメリ監督率いるビジャレアルへの加入となった。この発表はスペインにおけるツイッターのサッカー部門で「Kubo」がトレンドになるほどの反響があった。

 ビジャレアルは黄色のユニフォームから“イエロー・サブマリン”の愛称で知られ、フォルランやリケルメらを擁した2005-06シーズンにはCLでベスト4に入った経験もある実力派クラブ。今季リーガは5位でフィニッシュして来季EL出場権を得ており、久保のヨーロッパ戦線デビューにも期待が集まる。

 FC東京在籍時の2019年5月、Number979号のインタビューに応じた際に久保は「たまに、10年後の自分を先に見ておきたいな、なんて気持ちにはなります(笑)。でも、それまでの過程を抜きにはできないし、近道はないんだと思います」と語っていた。その言葉通り、着実にステップを踏むことで自身の成長につなげようとしている。

文=NumberWeb編集部

photograph by Takuya Sugiyama