今節のスペインのラ・リーガはビジャレアルの久保建英が決勝点演出にプロ初の退場、エイバルの乾貴士&武藤嘉紀がともに先発出場するなどのトピックが目立ったが、大ケガを乗り越えて“バルサ2年目”のスタートを切ったのは安部裕葵だ。

 18日のセグンダB(3部リーグ)第1節、タラゴナ戦で安部はベンチ入りし、バルサが先制した後の後半15分過ぎからの途中出場を果たした。得点にこそ絡めなかったもの、2月に負った右足大腿二頭筋の大ケガから、復活への第一歩を踏み出した。

 その試合を撮影した現地カメラマン中島大介氏の写真を何点かセレクト。鹿島アントラーズからバルサBに移って2年目の安部のプレーぶりはもちろん、本拠地エスタディ・ヨハン・クライフなど知っているようで知らないバルサBの様子を写真でお届けする。

メッシ、イニエスタを目指して

(1&2)未来のメッシ、イニエスタを目指して
 スタジアムは、トップチームの本拠地カンプ・ノウから車だと15分ほど、公共交通機関を使うと40〜50分のバルセロナ市外にある。

 スタジアム敷地内の駐車場の一角にメッシ、シャビ、イニエスタらのグラフィティーがある。「コロナが明けたらインスタスポットとして活用して欲しいですね」(中島氏)。なお隣には彼らが育った自慢のマシア(育成組織の愛称/以前は別の場所にあった)がある。

チームメートとも仲良さそう

(3)スタジアム内は……
 スタジアムの内観。前述のマシアは、スタジアム内からも見えるという。

(4)チームメートとも仲良く会話
 現地メディアでは安部のスターティングメンバー入りを予想する声もあったようだが、この日はベンチスタート。それでもアップ中もチームメートと積極的にコミュニケーションを取っていた。

クーマン監督もしっかりと視察

(5)クーマン監督の“御前”で
 試合会場の観客席には、前日ヘタフェ戦に臨んだ(0−1で敗戦)トップチームのロナルド・クーマン監督の姿もあった。

 無冠に終わった昨シーズンからの立て直しを任された新指揮官は、メッシやスアレスなどの“移籍騒動”に巻き込まれた感があったが、Bチームもしっかりと視察。ここで安部が飛びぬけたプレーを見せれば、その存在をクーマン監督にはっきりと認識させられるだろう。

気になる背番号、プレーぶりは……

(6)背番号は「9」
 安部がバルサBで今シーズン身にまとう背番号は「9」だ。鹿島時代は30番と10番、昨シーズンのバルサBでは12番だったが、意外にもストライカーの番号を着用することになった。

(7)得意のドリブル突破で
 後半から途中出場した安部。得意のドリブルを駆使してサイドラインを積極的に仕掛けていく場面もあった。その一方ですでにチームがリードを奪っていたこともあり、ディフェンスに奔走する時間帯も多かったという。

 バルサBは1−0でタラゴナに勝利し、開幕戦で勝点3を拾った。メッシ、コウチーニョ、アンス・ファティらトップチームに控えるアタッカー陣はまさに絢爛豪華だが、安部はバルサBでアピールを続けて、今季こそ千載一遇のチャンスをものにしてほしいところだ。

(編集注:NumberWeb以外の外部サイトでご覧の方は関連記事『【写真】安部の“バルサ背番号9”がカッコいい。鮮烈ドリブル&ニコニコ同僚とスペイン語で笑い話。メッシ&イニエスタ&シャビ壁画など貴重な風景を見る』からご堪能ください)

文=NumberWeb編集部

photograph by Daisuke Nakashima