10月に入り、CLやELも開幕するなど、欧州サッカーがいよいよトップギアに入る時期となった。その中でこの週末はバルセロナとレアル・マドリーのエル・クラシコなど、注目の試合が多かった。そこでこの土日の“事件・珍事”や日本人選手の活躍を写真でまとめてみた。

(1)無観客クラシコで“疑惑PK”?
 スペインのラ・リーガ第7節最大の注目カードはバルセロナとレアル・マドリーの「エル・クラシコ」だった。新型コロナウイルス禍の中で初めて行われた宿敵対決はバルサの本拠地カンプノウで開催されたが、3−1で昨季リーガ王者マドリーに軍配が上がった。

 その一戦で物議をかもしたのは、後半14分のシーン。レアルのFKでゴール前に上がったボールに対してクレマン・ラングレがセルヒオ・ラモスのユニフォームを一瞬引っ張ったとして、VARによってPK判定が下った。そのPKをセルヒオ・ラモスが決めて決勝点を奪った。

 しかしバルサの育成責任者、シャビエル・ビラジョアナが自身のツイッターで「ありえないスキャンダルだ」と憤慨している。

(2)アヤックス、衝撃の「13−0」
 4、5点入れば「大勝」とされるサッカーにおいて、とんでもないスコアが生み出された。

 エールディビジ第6節VVVフェンロ対アヤックスで、2018-19シーズンのCLでベスト4入りしたアヤックスが前半で4得点、後半で9得点と計13ゴールを奪って、かつて本田圭佑や吉田麻也が在籍したVVVフェンロを完膚なきまでに粉砕した。

 なおラシナ・トラオレはアヤックスではマルコ・ファンバステン以来となる1試合5得点。またシャルケで内田篤人のチームメートだったクラース・ヤン・フンテラールも2ゴールを挙げている。そして最多得点差のリーグ記録を48年ぶりに更新するおまけつきとなった。

(3)中島翔哉、復活の狼煙
 昨シーズン後半戦、チームから完全に“干される”形になった中島翔哉が、今季初先発でキッチリと結果を残した。ポルトガルリーグ第5節ジウ・ビセンテ戦でトップ下として今季初先発すると、前半41分にストロングポイントを発揮した。

 左サイドでの連係からペナルティーエリア左45度でボールを受けた中島はドリブルを仕掛け、シュートを打つと踏んだ相手マーカーのスライディングを読み切って鋭いラストパス。これをエバニウソンが合わせて先制ゴールをアシストした。

 79分まで出場した中島はシュートチャンスを迎えるなど、チャンスに何度か絡んで1−0の勝利に貢献。10月の日本代表オランダ遠征でも招集外となった中島だが、ポルトはCLにも出場しているだけに今後は過密日程を強いられる。このチャンスを生かして、逆襲の2年目としたいところだ。

(4)柴崎岳も久々のゴール
 森保ジャパンの中盤センターで欠かせない存在の柴崎岳が、ラ・リーガで久々のゴールをマークした。

 2部第8節のオビエド戦の後半16分、ゴールライン際からの折り返しにペナルティーエリア内に入った柴崎がボールを受けると、柔らかなタッチから右足でゴールネットを揺らした。この先制点で勢いに乗ったチームは2−1で勝利した。

 柴崎にとってスペインでのゴールは2017−18シーズン、バルセロナ相手に決めたスーパーボレー以来、3年1カ月ぶりの一撃となった。なお直近の2試合ではともに1アシストを記録しているなど、ゲームメークでも力を発揮。チームは8節終了時点で3位につけており、1部昇格に向けて柴崎が今後も力を見せられるか。

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文=NumberWeb編集部

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