2020年に開催されたクラシックカーオークションにおける、落札価格トップ3をご紹介。


1937年 ブガッティ タイプ57S アタランテ

このブガッティ タイプ57S アタランテは、1937年5月に完成すると、伝説的なレーシングドライバーであり、ブガッティオーナーズクラブ(BOC)の会長であるアール・ハウの元へと届けられた。 ハウの美しく新しいブガッティは、彼の好みのカラーリングで仕上げられ、いくつかビスポークの要素も備えていた。イギリスのサーキット・パドックやBOCのコンペティションでは常連となり、しっかりと車らしく走ってきた歴史を持つ。ハウに続いて、ブガッティは1940年代後半にから何人かのエンスージアストのもとを転々とした。その中で、マーシャルのスーパーチャージャーが備えられた。現在の所有者はガレージに眠っていたところのブガッティを発見し、ブガッティ専門家であるIvan Dutton Ltdによって徹底的なレストアが施された。
落札価格は785万5000ポンド(約10億9970万円)


1934年 ブガッティ タイプ59 スポーツ 

エンジンNo.5を搭載したこのブガッティ・タイプ59(57248)は、1934年から1935年のシーズンにブガッティ ワークスグランプリチームのメンバーだった。主にルネ・ドレフスがドライブし、モナコグランプリで3位、スパでのベルギーGPで総合優勝など、印象的な結果を達成した。グランプリレースから撤退した後、ブガッティはスポーツカーイベント用にこのタイプ59を改良し、スーパーチャージャーを取り外し、新しいドライサンプギアボックスを取り付け、シャシーとボディワークを新しくした。ジャン・ピエール-ウィミーユの所有権にあった1937年、ライバルを席巻する存在となった。翌年、ブラックにリペイントされ、ブガッティの最も重要な顧客の1人であるベルギーのレオポルド3世に売却された。これまでたった4人の所有者によって大事に保存されてきた57248はブガッティの中でも特にロマンチックな歴史を持っている一台といえよう。
落札価格は953万5000ポンド(約13億3490万円)



1953年 アルファロメオ B.A.T.5、1954年 アルファロメオ B.A.T. 7、1955年 アルファロメオ B.A.T. 9d

フランコ・スカリオーネによるアルファロメオ ベルリーナ・エアロダイナミカ・テクニカシリーズ(B.A.T)は今でも圧倒的な存在感を放っている、見事なショーカーである。2020年10月28日、ニューヨークで開催されたRMサザビーズのコンテンポラリーアートイブニングセールにて、これら3台が単一ロットとして出品された。もともとはバラバラだった3台を集め、ひとつのコレクションとして保管していた前オーナーの希望により3台まとめての出品となった。このようなことはかつて無かったため、世界中で大きな話題を呼んだ。サザビーズは、「3つの要素からなる完全な作品です。フランシス・ベーコンの三連祭壇画のように、他の2台のコンテキストを知りながら1台の車を調べると、それぞれのボディワークに組み込まれている魅力だけでなく、それらのフォームの新しい側面が明らかになります」とコメントしている。
落札価格は1113万ポンド(約15億5820万円)